「高くなるハードルを越えることが毎年の課題」と語る
――長年バディーとして行動する土門薫役・内藤剛志さんとのコンビネーションはいかがですか? 今作で注目してほしいシーンがあれば教えてください。
土門刑事とは、事件が起きるたびに絆が深まっている感じがしています。刑事と科捜研で立場が違いますが、同じ使命感・価値観を持ちながらりりしく事件に向き合っていく場面や、事件が一段落した後のリラックスしたムードで時に言い合う場面などにぜひ注目してほしいです。
――シリーズ21年目を迎え、現場の雰囲気はいかがですか? 共演者の方との印象的なエピソードがあれば教えてください。
本当にアットホームな雰囲気です。マリコが所長に無茶ぶりをする場面があったのですが、所長役の斉藤暁さんのご提案で、マリコのせりふの合間合間に、アドリブでせりふを数カ所加えていただくことで、より勢いづいたシーンになった、ということがありました。
――“長寿番組”だからこそのプレッシャーは感じていらっしゃいますか? 今後の展望などもあればお聞かせください。
プレッシャーは特にありません。それよりも、台本が毎シーズン進化し、展開が難しくなっているんです。その高くなるハードルを越えることが毎年の課題です。これからも科学は日々進歩し、作品は進化し続けると思います。一緒に歩んでいきたいです。
――最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
いつも「科捜研の女」を応援していただきありがとうございます。劇場版公開という大きな節目を経て、season21の新たなステージが始まります。これまで通りに、さまざまなカラーを持った作品テイストがそれぞれバージョンアップしております。どうぞ楽しみにしていてください。