「櫻井さんとさっきチラッとお話したんですけれど」
盛大な拍手に迎えられ、笑顔で登場した豊永、櫻井、古賀。MCから本作に出演が決まった際の気持ちを尋ねられると豊永は、「SF感があるけれど、現代チックなお話なんだなというのが映像や台本をいただいた際の印象でした」と作品に対する第一印象を明かした。
続けて、「作品としては、僕が演じている“トキ”と櫻井さんが演じる“ヒカル”が、古賀さん演じる“リンちゃん”から依頼を受けるという設定なんですけれど、トキとヒカルが写真の中にある記憶や過去の世界に“ダイブ”できる能力があるということからスタートするんです。なので、SFなんだろうなと思っていたんですけれど、人の心に投げかけたり、訴えかけたりする演出もあるので、『リアリティー』と『SF』と『ファンタジー』の融合感が面白い作品だなって感じました」と、作品のストーリーとともに印象を伝えた。
櫻井は「話題作だというのは目にしていたので、出演できること、すてきなキャストに囲まれてできることがうれしいなって思いました」と喜びを明かし、「何より作品が面白いですね!日本語(吹き替え)になるにあたって、我々ができることもあるので、この作品の面白さがたくさんの人に伝わったらいいなと思っているんですけれど、真っ先に自分が楽しんじゃっているところもあって(笑)」と、お茶目な一面も披露。
また、「作品的に仕掛けは多いんですけれど、特殊な能力が浮かないバランスに作られているのが、とてもクールで面白いなって思いました。緊張感もあるし、コメディーの要素もあるし、バラエティー豊かな作品だと感じました」と、会場のファンも期待が募る言葉で作品の魅力を語った。
古賀が「率直にすごくうれしかったです。見るごとに心が締め付けられるようなシーンがあったり、自分の過去とも比較して、『もし私だったらどうするだろうな?』と、自分に置き換えて考えられるようなストーリーもたくさんあって、人間味がある作品だなと衝撃を受けました」とネタバレにならないよう、丁寧に作品の魅力を伝えている際には、会場全体がその思いを感じ取る場面も。
すると、豊永が「こういう時ってどうすればいいのかな?って、櫻井さんとさっきチラッとお話したんですけれど、ネタバレをしないようにするにはストーリーを大きく説明するか、起きないことを言うしかないよねって(笑)」と、舞台裏での様子を明かし、櫻井も「あと、うそをつくしかない(笑)」と答え、会場の笑いを誘った。