小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-9:00ほか、NHK総合ほか)の第3回「挙兵は慎重に」が1月23日に放送された。戦を好まぬ北条義時(小栗)の心に火が着き、なかなか挙兵に踏み切ることのできない源頼朝(大泉洋)に挙兵決断のきっかけを与えた。後白河法皇(西田敏行)が頼朝の夢枕に立った不気味なシーン等も話題となり、「#鎌倉殿の13人」はTwitterの世界トレンド1位ワードとなった。 (以下、ネタバレがあります)
頼朝の心を動かしたのは…夢に見た後白河法皇
三谷幸喜が脚本を務める「鎌倉殿の13人」は、頼朝に全てを学び、武士の世を盤石にした男・義時と、彼を中心に鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”を支えた13人の家臣団の生きざまを描く物語。第3回はサブタイトルにもあるように、いつ挙兵を決意しようか頭を悩ます頼朝の姿が描かれた。
治承4年(1180)4月、頼朝と引き離された八重(新垣結衣)は嫁ぎ先から北条館を見詰める。そんな折、頼朝の叔父・行家(杉本哲太)が北条館を訪ねてくる。しぶしぶ対面する頼朝だが、行家は平清盛(松平健)へ反旗を翻した後白河法皇の御子・以仁王(木村昴)の令旨(りょうじ)を携えていた。
しかし、以仁王と源頼政(品川徹)が挙兵するも、あっけなく敗北。さらに、就寝中の頼朝の枕元に幽閉された後白河法皇が立ち「清盛の首を取り、平家の奴らを都から追い出してくれ。なぁ頼む、お願いだから」とささやきかける。頼朝は「お願いだから、揺らさないでー!」と汗だくでうなされてしまうなど、ますます戦のタイミングを図りかねていた。
視聴者はSNSで「青白い西田敏行が枕元に出てくるのはおもしろい」「これだから三谷作品は気が抜けない」など、西田敏行の迫力ある顔に震え上がる大泉洋の演技を見て、同じ三谷幸喜作の映画「ステキな金縛り」を思い出した人も多い。以仁王を演じる木村昴が、「ドラえもん」でジャイアン役の声優を務めていることから、「以仁王、いい声!」「出たと思ったら涙…ジャイアン、また会おう」などの声も寄せられた。
NHKエンタープライズ
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