3世代約100年にわたる女性たちの人生を描く連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。2月10日放送の第71回から、大月ひなたとその親友、野田一恵と藤井小夜子の“三人娘”がそろって高校生に。子役からバトンタッチした川栄李奈・新川優愛・三浦透子がそろって登場した。(以下、ネタバレがあります)
進路に思い悩むひなた…拠りどころは“映画村”
「カムカムエヴリバディ」は上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインのバトンを繋いでいく異例スタイル。現在は、安子(上白石)の孫でるい(深津)と錠一郎(オダギリジョー)の娘・ひなたの人生を描く“ひなた編”第15週「1976-1983」を放送している。
ひなたは、子役の新津ちせから本役の川栄にバトンタッチ。第71回では、高校3年生への進級を3日後に控え、進路に思い悩むエピソードが描かれた。友人たちがそれぞれに将来を考えていることを知り、不安なひなた。大好きな映画村を訪れ、気持ちを落ち着かせる――という展開だった。
今回から登場の川栄は、「カムカム―」3代目ヒロイン。登場に際し、「ひなたは、きっと視聴者のかたが、朝から見ていて応援したくなるようなものを持っている子だと思います。元気を与えるヒロインというより、応援したくなるヒロインだと思うので、朝の15分、ひなたを応援してもらえたらうれしいです」とコメントした。
一恵、小夜子も成長後の姿で登場!
ひなたの友達の一人目は、るいとジョーの友人である“ベリー”こと一子(市川実日子)の娘・一恵(三浦)。母のあとを継いで茶道のお師匠さんになるか、まだ悩み中。当面は、モラトリアムとしての短大進学を目指している。
演じる三浦は、第94回米アカデミー賞作品賞にもノミネートされた映画「ドライブマイカー」(2021年)で、西島秀俊演じる主人公・家福悠介の専属ドライバー・渡利みさき役を務め、自身も「TAMA映画賞」最優秀新進女優賞、「日本アカデミー賞」新人俳優賞、「キネマ旬報ベスト・テン」助演女優賞などを獲得。大きな注目を浴びたばかりの注目の女優だ。
所属事務所「ユマニテ」には「まんぷく」ヒロインの安藤サクラをはじめ、「エール」の古川琴音、「おかえりモネ」の蒔田彩珠など連続テレビ小説で存在感を示してきた女優も多く、三浦の活躍にも期待が高まる。