広瀬すず“梅”の情熱ほとばしる熱血授業シーン公開「とにかく声を張った」 田中圭“伊藤博文”の正装姿も<SPドラマ『津田梅子』>
田中圭演じる伊藤博文と津田梅子の意外な関係とは?
そして、明治22年(1889年)、日本初の憲法である“大日本帝国憲法”の発布式典当日のワンシーンより、伊藤博文役の田中の正装姿も公開。実は、新5000円札に描かれる津田梅子と、かつて千円札の肖像だった伊藤博文には交流があった。
最初の出会いは1871年、梅子が日本初の女子留学生としてわずか6歳でアメリカに渡ったときのこと。同行する岩倉使節団の一員だった伊藤は梅たちが船酔いで苦しんでいるのを見て、貴重な日本食である“みそ漬け”を差し入れたと言われている。
また帰国後、理想の仕事に就くことができず苦しむ梅を妻子の家庭教師として雇い入れたのも伊藤で、彼は女子教育の必要性を訴える梅の信念に共鳴し、折に触れて彼女を支え続けた存在だった。田中はそんな伊藤を人間味たっぷりに演じているが、正装シーンではキリッと厳かな表情を見せている。
池田エライザ“捨松”、日本初のバザーの開催を提案
このほか、梅の留学仲間で“鹿鳴館の華”とうたわれた山川捨松(池田エライザ)、“桃夭女塾(現在の実践女子大学)”を開いた教育者・下田歌子(平岩紙)らが一堂に会したショットも公開。これは捨松が日本初のバザーの開催を伊藤に提案したところ。
明治という変革期を舞台に描く同作では、日本初の女子留学、日本初の憲法、日本初のバザーなど、さまざまな“日本初”の場面が登場する。梅の青春を軸に、ダイナミックな時代の息遣いも併せて描き出す。