――ちなみにダンスや絵画など、表現することもシュタイナー教育の一環なんですか?
そうです。自分の内から出てくるアイデアやストーリーを語ることも、ものすごくシュタイナーです。自発的かつユニークで、ワクに囚われない人間に育つ教育。というか、ワクすら存在しなくて、ワクって何? というぐらいの人間になって、卒業していくのではないかなと思います。
――卒業生共通の感覚があったりします?
時間とかお金に固執しないところは、共通している気がします。もちろんモラル的な時間の感覚はありますけど、時間などに縛られることはないというか。だから、東京に出てきて、若者たちと知り合って一緒にいた時に…あっ、僕も19か20歳の若者だったんですけど(笑)、すごいカルチャーショックを受けたんです。
なんで、〇〇しなきゃいけないと葛藤しているんだろう? もっと自分が思ったことを素直にやればいいじゃん? どうして、そんなに囚われて生きているんだろう? 誰かに否定されても自分が正しいと思えば、人道に反していない限り、すべて正解だと思うから何をそんなに悩んでいるんだろうって、すごく不思議な気持ちになりました。もちろん僕も悩んだりしますけど、自分のなかから出てきた壁にぶち当たって悩むのであって、誰かに影響されて悩むことはありませんでしたから。
そうなったのは、確実にシュタイナーの学校に通ったからだと思います。オリジナリティがなくなってしまうからという理由でゲームなどの電子機器やテレビ、映画など、今の子供なら幼稚園の低学年ぐらいから与えられているものが、徐々に解禁されるとはいえ制限されましたけど、それ以外の部分で制限されることはありませんでしたから。それにあの制限は、僕にとっては必要なことだったと大人になって気付きました。幼稚園から中学校の時期に、ゲームや通信機器にハマっていたら、今の自分はいなかったと思いますから。
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