昨年は夏に東京2020オリンピック閉会式に歌唱出演、年末には2年連続となる「NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)に出場。今年冬にはNHKウィンタースポーツテーマソングに起用された「Fly High」で、どこまでも遠く、遥かな世界に飛躍できそうな伸びやかで透明感のあるボーカルを披露して、日本全国に感動と興奮を届けた、milet。そんな彼女が放送中のドラマ「やんごとなき一族」(フジテレビ系)主題歌「Walkin’ In My Lane」をリリース。次々と楽曲を生み出す彼女の原動力、近年の心境の変化など話を聞いた。
2ndアルバム『visions』は改めていろんな私の表情を描けて良かったと感じた
――昨年は東京2020オリンピック閉会式に歌唱出演、年末には2年連続となる「NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)に出場。また、今年の冬は「Fly High」がNHKウィンタースポーツテーマソングに起用されるなど、さまざまな場面でmiletさんの歌声を耳にする機会が増えました。
「素晴らしい経験になりました。『Fly High』ではNHK交響楽団さんとコラボレーションしたオーケストラ・バージョンもあるのですが(EP『Flare』に収録)、それも含めたくさんの場面で耳にすることができました。冬季スポーツの多くの場面で流していただいたのですがうれしい場面、悔しい場面、どちらにもフィットするものになったと思いますし、またバラエティー番組でも流していただくことが多く、楽曲が幅広く浸透しているんだなって。おかげで日々TV番組をチェックするのが日課になりましたね(笑)」
――今年2月には「Fly High」も収録された2ndアルバム『visions』もリリース。こちらもヒットチャート上位にランクインし続け、高セールスを記録しています。リスナーからの反響はいかがですか?
「アルバム『visions』は、私の全てを皆さんに知っていただきたいと思って制作した、特別な1枚。それを受け入れていただけているのならばとてもうれしいことです。実は洋楽テイストの楽曲もいっぱいあって、楽しんでいただけるのか不安もあったんですけど、そういうサウンドが好きなリスナーの方々もたくさんいらっしゃって、改めていろんな私の表情を描けて良かったと感じました」
――3月にはEP「Flare」も発表するなど、怒涛のリリースが続いている中、早くもシングル「Walkin’ In My Lane』がリリースされます。
「私にとって初のシングルCD作品になるので、エネルギーを感じていただけるものに仕上げたかった。結果、シンプルなポップスだからこそ伝えられるメッセージや親近感を表現することができたと思います」
――親近感といえば、ジャケットもこれまでにはないカジュアルなパンツスタイルですよね。
「今までで一番カジュアルなジャケットかもしれません。私も弱音を吐くことだってあるし、何かにしがみつきながら頑張っている姿をビジュアルでも示したかった。だから、このシンプルなスタイルにして、親近感を持っていただけたらと思いました」
Walkin‘ In My Lane
ソニー・ミュージックレーベルズ 1200円(通常盤)
収録曲●Walkin‘ In My Lane/Love When I Cry/My Dreams Are Made of Hell
みれい=思春期をカナダで過ごし、2018年から本格的に音楽活動をスタート。2019年3月、ドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」オープニングテーマ「inside you」でデビュー。さらに「偽装不倫」の主題歌を担当し話題に。2021年8月に東京2020オリンピック閉会式で歌唱、さらに2年連続でNHK紅白歌合戦にも出場した
公式HP
https://www.milet.jp/