何度もどこからでも楽しめる作品の魅力
編集H:私は舞台に詳しくないけれど、「バケモノの子」は舞台初心者にはすごくいい気がしました。話はわかりやすいし、歌も良いし、映像にパペットにマジックにと仕掛けもたくさんある。場面転換も多くて、飽きる暇がないというか、老若男女が楽しめる作品になっていると思います。私は取材で何回も舞台を観せてもらったのだけど、何度観ても「ここはどうなってるの?」ってわからないところがあって。作品自体もいろんな見どころがあるし、キャストが変わったら印象がまた変わるだろうし、何度でも観られる演目じゃないかな。
編集Y:私は1階席の上手と2階席の下手と2回観たんですが、どの演目もそうですが、特に「バケモノの子」は観る場所によって見え方や受ける印象がけっこう変わる気がします。今回の作品は舞台機構に高さがあるから、個人的には2階席からの観劇もオススメです。席種によっては値段も安いですしね。
ライターN:個人的には、ムック本を読んで作品にかけるみなさんの思いを知ってから観劇されると、より豊かな観劇体験になるんじゃないかな、って。よりぜいたくな時間になるというか。とはいえ、あえて情報をほとんど入れずに観るのもいいんですけど…。
編集H:じゃあ、観劇後にムック本を読んで、もう一度観劇していただきましょう!
編集Y:それがいいですね。舞台って、観た人とこうして感想を話す楽しみもありますよね。まだまだ語り足りないけど、この辺で終わりとさせていただきます。今日はありがとうございました!
文=野村浩平
第1回劇団四季代表取締役社長 吉田智誉樹氏インタビュー
第2回担当者が語る!劇団四季の稽古の裏側
第3回脚本・歌詞 高橋知伽江インタビュー