遊びでやるのはいいけど、真剣にやるのはちょっと…(安元)
ーー実際、もし機会があったらコーチや監督はやってみたいですか?
【安元】イヤです。
【小林】できれば一生無責任で生きていきたい。
ーーチームスポーツの指揮を執るというのは?
【安元】それもイヤですね。遊びでやるのはいいけど、真剣にやるのはちょっと…。自分はやっぱりいろんな人の思いや責任を背負えないなって思うから、福田と伊達はすごいと思います。
【小林】ストレスがものすごそうですよ。人の人生を背負って、ユースの中で「お前は才能がある」「ない」って、最初のセレクションのときから言うんで。すげーなぁって思って。だから、向いてないような気がします。
ーーでは最後に、『アオアシ』をまだ観ていないという方、特にサッカーに興味がない方に向けて、どんな作品か教えてください。
【安元】“スポ根”といえばそうなんだけど、ただの“スポ根”じゃなくて。スーパーマンは出てきません。スーパーマンになりたい子たちが、スーパーマンになるべくただただ一生懸命努力をするというのが作品の根幹にあるんですが、そこに個性のあるキャラがいっぱい出てきます。異なる個性がぶつかって、でもチームとして同じ方を向いていかなければならず、お互いを理解し合っていく、という話です。すべて絡みあってくるんですよね。それってサッカーだけじゃなくて日常生活でも起こり得ることだから、誰が見ても大丈夫、楽しい作品だと思います!
【小林】例えば今、何かを始めようとする方、何かをやっている方、昔何かやってた方が観ても、背中を押してくれる勇気が出るアニメですね。サッカーに限らず、どういうことをやっていても、漁師さんの息子が観ても楽しいだろうし、OLさんが観ても楽しいだろうし、楽しみ方が実はいろいろある作品。観た後、「明日も頑張ろう! アシトも頑張ってるしなぁ」と思える、本当に誰にでもオススメできます!