演じてみたい役は「悪役です。殺人鬼とか」
──今回のヤクザ役含め、古川さんはドラマでは個性の強い役を演じられることが多い印象ですが、振り切った役を演じることになることはご自身で想像していましたか?
想定はまったくしていませんでした。でもキャラクターの濃い役を演じさせてもらうのは面白いし、性格や心情が見ていただく方にわかりやすく伝わる。すごくいい役にめぐり合わせていただいているなと思いますし、役柄に助けてもらっているところもあると思います。
──振り切った役の役作りはどのようにしていますか?
基本は台本を読んで自分でイメージして、それを提示して監督に直していただいて…というのが主ですが、作品によっては原作を頼りにしています。今回は原作がコミックなので、常に車の中に入れておいて、台本だけ読んでわからないところは、原作の力を借りたりもしました。
──「ヤクザ役をずっとやってみたいと思っていた」というお話もありましたが、今後ほかにやってみたい役や挑戦してみたい作品はありますか?
悪役です。殺人鬼とか。もともとホラーとかサスペンスが好きなので、そういう作品にも携わってみたいな、なんてちょっと思っていたりします。
■取材・文/小林千絵
撮影/須田卓馬
メイク/唐澤知子、阿部美咲、伊東真美
衣装/石橋万里、狩俣成美
ジェネオン・ユニバーサル