そんな本作の現場は連続ドラマのキャストを中心にとても仲良しだったそうで、今作も続投となる検事・井出役の山崎によると、竹野内をはじめとしたキャスト陣によるLINEグループもあるという。
そのおかげで山崎は久々の再会という感じはしなかったそうだが、「(ドラマ撮了後も)ちょくちょくやりとりさせていただいていたんですけど、映画化が決まったとき、映画に出演されないメンバーも結構いらっしゃって、ちょっと複雑な空気がLINE上では流れましたね…」とちゃめっ気たっぷりに明かす。
MCからどんなLINEのやりとりをしていたのかを聞かれ、山崎は「連絡をくださるのは、こひさん(小日向)とか、おじさまたちが盛り上がるというのがありますね」と語ると、小日向は「ドラマの最中はみんなでスタジオで写真を撮り合って、みんなが居眠りしているのをどんどん載っけて、『こんな顔をしてたんだ』って大笑いしていたのが多かったんですよ。ドラマが終わってからは、『みんなでご飯を食べに行こう』って話をしていたけど、コロナで止まっちゃったね」と回顧。
また、小日向が「僕だけじゃなくて、華ちゃんも結構撮ってたんだよ」と言うと、黒木は「私は小日向さんが絶対気付かないうちに盗撮する、っていうのをやっていて…(笑)。あとは竹野内さんがストレッチしているのを撮るとか、いかに気付かれずに撮るかっていうのをやっていました」と告白していた。
さらに小日向が「竹野内くんはよく(現場で)寝てたよね?」と指摘すると、すぐさま竹野内は「寝てません(笑)。寝てないですよ…考えていたから目を瞑っていただけです」と穏やかに異議を唱え、山崎も「寝てません!考えていただけです」とフォロー。すると、ずっと静観していた斎藤が「うそ偽りなき場なので、真実をお願いいたします」と、“法廷(パネル)”での会見ということを意識したツッコミを入れるなど、抜群のチームワークを見せていた。
◆取材・文・撮影=ブルータス海田
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