中村雅俊、浅田次郎原作のドラマで主演「大変な山をいくつも越えることになりました」浅田美代子・さとうほなみらも出演
“3人目の謎の女性”峰子役・さとうほなみコメント
竹脇正一というひとりの男性に起こる不思議な世界観。そこへ誘う3人の女性のひとり、峰子を演じさせていただきました。原作を読ませていただき、作中では「峰子は鷹揚な人物」との記載がありとても惹かれました。初日の撮影で、小林監督から「峰子どうしようかねー?」と言っていただけたので監督との答え合わせをしながら、わたしなりに鷹揚な峰子を楽しませていただきました。温かく不思議な「おもかげ」を是非お楽しみにお待ちいただければと思います。
あらすじ
商社マンとして65歳で定年を迎えた竹脇正一(中村)は、送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、病院の集中治療室に運びこまれる。正一の妻の節子(浅田)、同期で社長まで上りつめた堀田(宅麻伸)、同じ児童養護施設で育った永山(モロ師岡)、永山の弟子として働く娘の婿・和志(板橋駿谷)、それぞれが問わず語りに意識の戻らない正一に自らの思いを吐露していく。
一方、正一本人は、ベッドに横たわる自分の身体を横目に、謎の美女たち(三田、余、さとう)や隣のベッドに眠っていた榊原(不破万作)に連れられるまま病院を抜け出し、思い出の場所を巡るという奇妙な体験を重ねていく。
命の終わりに人生を振り返る旅のようなものなのか、孤児という出自から来る孤独を無理やり忘れ、父として夫として懸命に生きて来た人生の終盤、正一は予想もしていなかった自分自身の過去と向き合うことになる。
日本コロムビア