人質内の鬼は安芸、播磨を殺したのは備前本部長と判明
一方、界星堂病院では裕子と因幡(明日海りお)が人質の中に潜む鬼の正体を突き止めようとしていた。院長の職員証を所持していた若狭(稲葉友)が鬼との関与を疑われるが、実は安芸(呉城久美)が大隅(瓜生和成)のポケットから手帳を引き抜いており、地下4階に行くためのエレベーターのパスワード「トリケラトプス」を導き出した。裕子は病気持ちの安芸がまさか鬼の一味であったことを驚く。
百鬼夜行ちゃんねるの生配信が「武蔵刑事に諸悪の根源を明らかにしてもらいましょう」と始まると、早々に播磨が殺されたことが明かされた。画面の前に現れた武蔵は、本部長室にずんずんと突き進み、播磨を射殺したのは「神奈川県警本部長・備前武だ」と本人を前に言い放った。鬼が仕掛けた盗聴器の音声が流れ、備前が播磨を撃ったことが暴露された。
近くにいる鬼はもう一人…武蔵の相棒・相模だった
残る謎は、警察内にいる鬼のスパイだ。武蔵と和泉(ソニン)は武蔵の逃走に協力した人物が鬼の仲間であることに気付く。スマホの通話記録を辿り、地下駐車場に「鬼がいる」と走る武蔵は、紫鬼とついに対峙する。正体は相模で、思わず武蔵は今回も「嘘だろ…」の決めゼリフを吐くこととなってしまった。
二転三転しながら徐々に明らかになっていく謎が多い。SNSでは視聴者が「大病院占拠の面白さを伝えるのに少し時間をくれないか」「怪しいと思う人物が次々と鬼になってくのだが」「相模くんはなんで鬼なんよ」「武蔵以上に自分が毎回“嘘だろ”ってなっちゃってる」など、夢中になっている様子が伺える。次週はついに、武蔵が病院内に再潜入して鬼の目的に迫る。
「大病院占拠」第9話は3月11日(土)夜10:00-10:54、日本テレビ系で放送。
◆文=ザテレビジョンドラマ部