鈴木福にとってのヒーローとは?
――鈴木さんにとってのヒーローはたくさんいらっしゃるかと思いますが、いま、一番に思い浮かぶヒーローは?
「仮面ライダー」という存在が僕にとって大きいので、「仮面ライダー」です。もちろんこれまで共演させていただいた方をはじめ、いろいろな方がヒーローですし、僕の中で尊敬できる方ってたくさんいらっしゃいますけど、やっぱり「仮面ライダー」に出たくて、ずっとモチベーションを保ってきました。
今回、「仮面ライダーギーツ」に出演できたおかげで、改めて俳優としての難しさみたいなところも気付くことができましたし、これからもっと俳優としてさまざまな作品に出たいという気持ちが大きくなりました。
正直、どんな仕事をしていてもいいことばかりではないですし、苦しいこともあると思うのですが、そんな中でも、僕は「仮面ライダー」になるんだという思いで、ここ4、5年、やってきました。僕の中の核となる部分に必ず「仮面ライダー」の存在があるので、僕にとってのヒーローは「仮面ライダー」です。
――「仮面ライダー」に出演するという夢をかなえましたが、次に挑戦するならばどんなことをしたいですか?
「仮面ライダー」のリブート作品で、主演を張れるようなポジションになるということもそうですし、大河ドラマには出たことがないので、大河ドラマにも出たいです。映画とかドラマ、さまざまな作品にどんどん出られたらいいなと思っています!
気持ちとしては、いつでも「仮面ライダー」作品に呼んでいただけるのであれば、喜んで出ますし、「スーパー戦隊」とかもチャンスがあるのならば出たいです!
――今後、先輩として参加する作品が増えていくと思います。どんな先輩になりたいですか?
お世話になっている先輩たちはたくさんいますし、会うたびに先輩たちの「愛」を感じます。ご飯に連れて行ってくれたり、20歳になったらお酒を一緒に飲もうねと約束をしてくれる方もたくさんいたりするので、僕も後輩となる子たちには愛を持って接して、常に声を掛けてあげられる先輩でありたいです。
――第27話、第28話は英寿とジーン、二人の関係性を深める回だなと感じましたが、台本を読んた感想は?
こんな展開が来るんだという思いです(笑)。ネタバレになってしまうのであまり深くは話せませんが、僕はすごくうれしかったです。「未来人」であるジーンにこんな展開が来るんだと驚きました。「デザイアグランプリ」というものに魅せられたジーンが、英寿という人間にのめり込んでいき、ぐっとつかまれるような心情が描かれた2話になっています。
これまでミステリアスな雰囲気を出して、どこか一歩引いて大人のように振る舞っていたジーンの子どもらしい部分が見どころにもなってくるので、そんなささいな変化を出せていたらいいなと思います。
――貴重なお話をありがとうございました。最後にメッセージをお願いします。
ジーンがちょこまかちょこまかして、英寿の秘密を探り、英寿の秘密に感づいたことで、英寿とジーンの関係性が高まり、あるフォームが誕生します。そこが見どころの一つだと思っています。
また、今回は坂本監督の撮影チームということでアクションもすごく格好いいので、楽しみにしていただければと思います。
英寿とジーンの、ライダーとサポーターとしての関係性に加え、そこだけではない関係性も築く可能性もあるので、隅々まで見てくれたらうれしいです。