日本オリジナルのK-POPバラエティ番組「let me Know K-POP!」は、毎回1組のK-POPアーティストの魅力をスペシャルライブ、トーク、ゲーム…とあらゆる面からたっぷり堪能できるK-POPファン必見プログラム。12回目は、ずば抜けた歌唱力とダンスで、かわいいだけのアイドルとは一線を画すPURPLE KISSが登場。初公開の特技を披露して見どころだらけの60分となった。
6人全員がオールラウンダー
PURPLE KISSは6人組のガールズグループで、2021年に韓国でデビューした。全員が作詞作曲、振付に参加してセルフプロデュースもできる超実力派。グループ名には「複数の色がバランス良く混ざってできる紫色のように、多彩な音楽で多くの人々に愛を伝える」という意味が込められている。日本でも今年2023年3月にミニアルバム「DEAR VIOLET」でデビュー。今後は、日本でも活発に活動予定だ。
日本人メンバーのユキは、正確な発音の韓国語でラップを担当し、そのスキルの高さは他のグループからも一目置かれている。現在、彼女はサバイバル番組「QUEENDOM PUZZLE」に出演中。セミファイナル終了時点で、新グループ(期間限定)としてデビューできる7人の中に名前を連ねている。
また、メンバーのスアンは、7月2日にシングル「Twenty(Prod.Junky)」で、韓国でソロデビューを果たした。
MCのイトゥクも絶賛
「6人全員がメインボーカルでメインダンサー」と、MCのイトゥクに紹介されて登場した彼女たちは、今年2月に発売した5枚目のミニアルバム「Cabin Fever」のタイトル曲「Sweet Juice」を披露。幻想的で魅惑的な雰囲気の曲で、作詞にユキとゴウンが参加。「長い間縛られてきたしがらみから抜け出して、本来の姿で踊りながら自由になろう」というテーマが込められている。この曲の日本語バージョンは、日本デビューアルバムのタイトル曲になっている。
歌い終わって挨拶する彼女たちに、イトゥクが「以前、僕たちSUPER JUNIORの『SORRY SORRY』をハイヒールでカバーダンスしてくれたのを見ました。素晴らしかった」と絶賛。「イトゥク先輩に認められたゲストは、初めてですよ」とMCのキム・ジェファンが告げ、メンバーを喜ばせた。
「本物の姉妹のようなケミをお見せします!」
「テンションが高い事で有名。本当の姉妹のようなケミをお見せしたいです」と今日の意気込みを語った後、魅力アピールコーナー「Fill in the Blanks」へ。これまでに、ゾンビ、サイコ、魔女…と個性的なコンセプトに挑戦してきた彼女たちに、一番気に入ってるコンセプトを尋ねるイトゥク。チェインは「ゾンビ」で、ドシは「サイコ」だそう。「コンセプトに合わせた表情を見せて」というイトゥクのリクエストに、スアンが「サイコ」の表情演技を。狂気を前面に出した表情で、メンバーもMCも怖がらせて盛り上がった。
「風の女神」のタイトルに輝くのは、誰!?
本格的にコーナーがスタートして、最初のアピールはドシ。自らを「風の女神」と言い、「小学生の時に“サムルノリ”(4種類の韓国の伝統楽器を使って演奏される音楽)をやっていたので、得意」と、サンモ回し(帽子に付いた長いひもを回しながら踊る)を披露。2mの長さのひもを回していた、というドシは、「今日はそれより短いけど」と言いながら、見事なサンモ回しを見せてくれた。
そんなドシに対抗して、ゴウンが強風を受けながらセクシーダンスを。ロングヘアーが風になびいて、まさに「風の女神」。メンバーも見とれて思わず立ち上がって拍手してしまうほどだった。
すると、イレも「風の女神」のタイトル争奪に参戦。「扇風機の前で歌ってるような声が出せる」と、声を震わせて歌ったが、ジェファンもマネしてみたところ、うまくできてしまった(笑)。「(特技として)もらってもいい?」とイレに尋ね、譲ってもらえる事になった。通常ならメンバー間でタイトルの取り合いになるのだが、まさかのMCに奪われる事態となってしまった。しかし、今後彼がこの特技を披露する時には「イレさんに習った」と言う、と彼女に約束した。
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