【ひよっこ通信(19)】実が帰郷を決断! “初めて見る”光景はどう映る?
第109~114回/8月7日(月)~8月12日(土)放送
美代子が上京して実と再会を果たした日、「私は奥茨城で待っています」と言われた実。その後、あかね荘のみね子の部屋で、親子水入らずの生活を始める。
実は管理人の富(白石加代子)に頼まれたペンキ塗りや修理などをして過ごし、みね子はそんな父の姿を近くで見守る。それから1週間がたち、実は「奥茨城に帰ってみたい」とみね子に告げる。ちょうど田植えの時期というのもあり、みね子は一緒に帰ることに。
人手不足の中ですずふり亭を休むのは申し訳ないと思っていると、鈴子(宮本信子)も省吾(佐々木蔵之介)も「大切な仲間のためだから」と快く送り出してくれる。その日のうちに故郷へたつ2人。
記憶をなくしてしまった実にとっては、次郎(松尾諭)の乗るバスも、バス停からの道も、そして谷田部家もすべてが初めて見る景色だった。
家に着くと、畑仕事をしていた美代子と茂(古谷一行)に温かく迎えられる。ちよ子(宮原和)と進(高橋來)は戸惑いながらも、父の帰りが実感できてうれしい。
久々に家族全員で食卓を囲んだ翌日、君子(羽田美智子)と正二(遠山俊也)、きよ(柴田理恵)、征雄(朝倉伸二)、さらには宗男(峯田和伸)も駆けつけて谷田部家の大事な田植えが始まる。
ひよっこ記者の裏ネタ
今回は夫との再会のシーンに“全米”と有働由美子アナが泣いた、みね子の母・美代子役の木村佳乃だっぺな。
あの再会のシーンについて「美代子は階段を下りていった先で実の姿を見るんですけど、実の見掛けは変わっていないわけですから、やっぱりうれしかったと思います。無事に生きていてくれたんだと。それと同時に、現実が押し寄せてきます」と、持論を語っていた木村。
珍しく感情的になっていたのも、子どもたちの手前、気丈に振る舞いつつも、長年安否をずっと考え続けたのに、女優だか何だか知らないヨソのオナゴの家で保護されていたという事実に、嫉妬にも似た、悔しい感情や複雑な思いもあったからこそか。
木村も「世津子さんの家で暮らす実の姿を見た時の、複雑な思いもありますよね。美代子の“女性としてのプライド”もあるのだと思います」と、そういった感情に支配されていたことを認めつつ、「実はそのシーンは、13分くらいを長回しで撮ったんです! ですから、せりふを覚えるのが大変で!(笑)」と、撮影の物理的な苦労についても言及している。
記憶喪失の夫がこれからどうなるのか、みね子はみね子で新しい恋が芽生える展開があるのか、上昇気流に乗った「ひよっこ」が、今後どうなるのか。
当事者であるキャストの木村ですら「私も知らないんです!(笑) みね子は一生懸命に頑張っていますから、母親としては負担を軽くしてあげたいですよね…」と言うにとどまったほど、まだ誰も知らない二転三転のストーリーがそこにはある。
さあ頭をからっぽにして、楽しみに待つベ!
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかで放送
【HP】 https://www.nhk.or.jp/hiyokko/
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