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ホラー映画マニア・RaMuが考える台湾ホラー映画の魅力「モラルガン無視が最高」

2024/01/27 10:00

グラビアアイドル兼映画YouTuberとして活躍するRaMuが台湾映画の魅力について明かした
グラビアアイドル兼映画YouTuberとして活躍するRaMuが台湾映画の魅力について明かした※ザテレビジョン撮影

ここ数年、日本をはじめ各国で話題になっている台湾映画。昨年開催された「東京国際映画祭」では、台湾映画が作品も上映されるなど、注目を集めている。そんな中、今回はホラー映画マニアであり、映画YouTuberとしても活躍を拡げているグラビアタレントのRaMuに、台湾でも特に人気ジャンルのホラー映画の魅力について語ってもらった。

台湾ホラー映画の好きなポイントは「“嫌われたくない感”が出ていないところ」


ーー今は映画インフルエンサーとしてもYouTubeチャンネル「シネマンション」で活躍されていますね。トップグラビアアイドルであり、ストリーマー(ゲーム配信者)でもあり…と、現在は色々なお仕事をされていると思いますが、ご自身ではどんな肩書きを名乗っていますか?

肩書きが多すぎて説明に困るんですけど、グラビアタレントYouTuberって名乗っています。若いうちにやっておきたいので、今でもグラビアの活動をしています。ホラー映画に出演させてもらっていますし、お芝居もやっていきたい気持ちはあります。やれることはやれるうちにやりたいです。映画については、「シネマンション」は5年前くらいから始めました。元々私は映画好きじゃなくて、年に数回映画館に行くレベルでした。でも「シネマンション」のお仕事をいただいて観るようになって、徐々に好きになっていって、今となってはすごい数の映画を観ています。


ーーそんな、“映画YouTuber”でもあるRaMuさんから見た台湾映画の魅力を教えてください

私は台湾映画の中でも特にホラー映画が好きなんですけど、モラルをガン無視している(?)のが良いですね。ホラーに求めている“刺激”が詰まっているのが魅力です。日本のホラー映画を観ると、全方位向けに作られているので「嫌われたくない感」を感じてしまって、物足りないと思うこともあるんです。でも台湾のホラー映画は、嫌われたくない感が一切ない。リアルだったり、残酷な描写がしっかりとあるので、観るとストレス発散になります(笑)。炎上や批判を恐れずに、クリエイターが「自分たちの作りたいものを作るんだ」という気概を感じて、私はそういうところが好きです。

『怪怪怪怪物!』より
『怪怪怪怪物!』より※提供写真

ーーRaMuさんはホラー映画ファンとして知られていますが、台湾のホラー映画もお好きなのですね。

はい、好きですね。台湾のホラー映画って、大体の作品が2時間もないくらいなのでサクッと観られます。人間物語を詳しく描きすぎると、見ている方が飽きると思うんですけど、台湾のホラー映画は「もっと怪物や幽霊が見たい」っていう願望をストレートに出してくれる。無駄なものを省いていて良いですね。汚い、臭そう、グロいっていう…“美しさのかけらもない描写がある意味美しい”みたいな。『怪怪怪怪物!』は大好きな映画なんですけど、なんでこんなに心を抉ってくるの?って感じですし。でもそういうところがあるから、台湾ホラーはアジアンホラーの中でも頭ひとつ抜けている印象です。

台湾ホラー映画は「マンネリ化したホラー界に新しい風を吹かせた」


ーー台湾ホラー映画に勢いを感じていることでしょうか。

そうですね。台湾をはじめ、タイや韓国などアジアのホラー映画は勢いがあると思います。韓国の『新感染』以来、アジアの国々がホラー映画に力を入れている印象です。『哭悲/THE SADNESS』は、映画好きの間で話題になったんですが、その理由が分かるくらいめちゃくちゃ攻めてますね。「なんだこの映画は…!!」と、終始何を観せられているのか分からないくらいの衝撃がありました(笑)。インディーズ感が良くて、なのにお金がかかっていて、すごく見応えがありました。

『哭悲/THE SADNESS』より
『哭悲/THE SADNESS』より※提供写真

台湾ホラーは、視聴者に好かれようとしていないのが、マンネリ化したホラー界に新しい風を吹かせたなって感じがします。昔の『サンゲリア』(1980年)みたいな初期のゾンビ映画の「チープだけどグロい」描写が一番怖いんですよね。意味なく内臓がやたらと飛び出るみたいな。そこから今の技術に進化して綺麗になって、またその初期の感じに戻ってきたなって。「あの頃の嫌悪感を今の時代でも感じられるんだ」という魅力が台湾のホラー映画にはありますね。

ーーホラー好きにとって、刺激的なものを見せてくれるんですね。

そうですね。普段私たちって、「こういうことしちゃダメだよ」って抑え込まれて生きているじゃないですか。でもそれを発散するというか、非日常の夢を見させてくれるのが映画だと思っているので。刺激的なものを見せてくれるのが嬉しいですね。

下に続きます
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  • RaMu
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