「外科医は1番にならないと意味がない」
1st seasonでは、いまだ成長の途上にある白石や緋山たちに対し、現場で冷静に対処できる藍沢の能力の高さが際立つ。第5話では、厳しい先輩ドクター・黒田脩二(柳葉敏郎)でさえも藍沢を「生まれながらの外科医かもしれん」と評価したほどだ。
そんな藍沢が第5話ラストで口にした、“外科医が1番を目指さなければならない理由”が強烈だった。
「人は、人から必要とされないと生きていけない。だからみんな必死になる」「医者もそのために腕を磨く。患者から必要とされたいからな。外科医は1番にならないと意味がない。2番目、3番目の医者に、誰が命を預けたい?」
必要とされる医者であるために、常に1番でいなければ…という、悲壮な覚悟。どんなに現場で冷静さを保ち、高いスキルを発揮できても、藍沢自身もこの時点ではまだ成長途中。自信過剰な態度すら、未熟な自分を奮い立たせるための自己暗示なのかもしれない。そんな藍沢の心のひだがうかがえる、第5話のエピソードだ。
今年4月からのFODでは、人気のフジテレビドラマを毎月5作品分、FOD・TVerにて毎日無料公開する「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」を開催中。「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」1st seasonもその一つ。現在放送中のドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)では若者たちを導く立場を演じる山下の、15年前のフレッシュな姿にも注目だ。
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