長崎県・端島に謎めいた美女・リナがやってくる
1955年春、長崎県・端島。炭鉱員・一平(國村)の家に生まれた青年・鉄平は、島外の大学を卒業後、島の炭鉱業を取り仕切る鷹羽鉱業の職員として端島に戻ってきた。同じ大学を卒業した幼なじみの賢将と百合子も帰島した。
鉄平の兄・進平や島の食堂の看板娘・朝子、鉄平の母・ハル(中嶋)ら、みんなが鉄平の帰島を喜ぶなか、一平だけは激怒する。さらに鷹羽鉱業の職員で賢将の父・辰雄(沢村一樹)もまた、息子の就職先については思うところがあるようだ。
同じ頃、端島に謎多き美女・リナが降り立つ。歌手だというリナに、興味津々の鉄平たち。リナは女給として働くが、鷹羽鉱業の社長を怒らせてしまい、店をクビになる。島を離れようとするリナに鉄平が声をかけ、社長もいる町中で端島音頭をリナに歌わせて場を盛り上げる。
リナと鉄平がいい雰囲気になっているのを百合子は遠くで勘付き、鉄平たちを見て朝子が気を悪くしていることも見つけるのだった。
壮大なスケールと展開に引き込まれた第1話、鉄平と3人のヒロインたちの関係に興味を引かれた。X(旧Twitter)ではいづみが、リナか百合子、朝子の誰かだったのではないかとコメントが多数寄せられ、トレンド1位となった。
◆構成・文=入江奈々
TCエンタテインメント
発売日: 2020/12/25