竹内涼真を絶賛!青学・原監督「陸上選手に近づきました」
10月15日(日)にスタートする日曜劇場「陸王」(毎週日曜夜9:00-9:54TBS系※初回は9:00-10:48)で、青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督の原晋氏が、出演者への走法指導・監修として参加することが決定した。
本作は、老舗足袋業者「こはぜ屋」が会社存続を懸けて、ランニングシューズの開発に挑む企業再生物語で、主演の四代目社長・宮沢紘一を役所広司、その息子・大地を山崎賢人が演じる。
また、実業団「ダイワ食品」陸上競技部の部員・茂木裕人役を竹内涼真、同部員・平瀬孝夫役を和田正人、さらに茂木のライバルである「アジア工業」陸上競技部の部員・毛塚直之役を佐野岳らが演じることも決定し、話題となっている。
原氏は元陸上競技・マラソン選手であり、現在は青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督を務め、第91回箱根駅伝(2015年)でチームを初の総合優勝に導き、その後2016年、2017年と3連覇を成し遂げ、さらに2017年は「大学駅伝3冠(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)」を達成させた。原氏の指導が、ランナー役の面々の演技にどのように発揮されるのか注目される。
原氏は「われわれがやっている『青トレ』を竹内涼真さん、和田正人さん、佐野岳さんらが体感したときにどう走りに変化が出るのか見てみたいという思いと、陸上界を盛り上げたいなという2つの思いがありまして、今回、陸上総監督を引き受けさせていただきました」と明かす。
5月に行われた陸上競技部員役のオーディションに原氏も参加し、一人一人の走法を入念にチェック。選抜されたキャストは、約半年間、青山学院陸上競技部の部員と共に練習を行った。
また、青学オリジナルのトレーニングである「青トレ」も伝授され、長距離ランナーとしての体を一から作り上げた。「竹内さんは、学生時代はサッカーをしていたので上半身などに余分な筋肉がついていたのですが、青トレ実施から3カ月ほどで、しっかり陸上の体になってきて、さすがだなぁと思いました。腕もしっかりと振れるようになったので、陸上選手に近づきましたね」と絶賛する。
卓球の福原愛選手をはじめとした日本のトップアスリートの個人指導を行うフィジカルトレーナーで、「スポーツモチベーション」の中野ジェームズ修一氏もランナー役へのトレーニングに協力。
中野トレーナーは青学駅伝チームのコアトレーニングやストレッチの指導にも携わっている。原監督と中野トレーナーのまさに「チーム青学」が「陸王」をバックアップする。
竹内や和田、佐野らランナー役の面々は、中野トレーナーら専門家の指導の下、ストレッチや体幹トレーニングに今年5月からおよそ半年間励んだ。
原氏は「これまでの私の経験上、長距離走の陸上ドラマは素人っぽく映るところがあるんですが、今回のこの『陸王』はホンマもんですね。もうまさしくリアル! ぜひ、ランナーの走りに期待していてください」と太鼓判を押す。