市村正親ら“大人たちの青春”を描く「最後の同窓会」
市村正親コメント
台本を読んで、まず「いい物語だなぁ」と思いました。どことなく「スタンド・バイ・ミー」の雰囲気が漂っていて、非常にやりがいのある作品だと感じましたね。自分の同窓会とも重なるところが多々あり、深刻な会話を交わす場面では「こういうことってあるよな」「切ないなぁ」としみじみ実感しました。
5人が車の中にひしめき合う形で撮影しましたが、とても楽しかったですね! (松坂)慶子さんとずっと近くにいることができてうれしかったのはもちろんですが、みんな同じ時代を生きてきたので、「あれを見た」とか、「これを読んだ」とか、「体のどこが痛い」とか、いちいち話が合うんです(笑)。現場では、みんなで鶴ちゃん(片岡鶴太郎)に健康法を教えてもらいました。
片岡鶴太郎コメント
台本を読んでキャスティングを聞いたとき、この作品は絶対にいけるなと思いました。まさに最高の“座組み”ですね! キャストの皆さんとは話も合うのですが、なぜかトイレに行くタイミングまでピッタリ合いました(笑)。
同級生でなければ出てこないような言葉を台本が綿密に表現していて、角野卓造さんが病名を告白するところなどは素晴らしいお芝居で、もしや本当に病気なのではと思ってしまうほどでした(笑)。
私は死体を生きているように見せるため、操り人形のように動かす役だったのですが、死体役のでんでんさんがかなり自主的に動いてくれたんです。死体なのに運動量が多かったでんでんさんはみんなの中で一番汗をかいて、衣装さんに怒られていました(笑)。
角野卓造コメント
最初に台本を読んだとき、2、3回泣きました。でも撮影現場に来たら、笑ってばかりでしたね。同世代なので、みんな膝が痛かったり、ほかにも具合が悪いところが同じで(笑)。とにかく撮影がとても楽しかったですね。
私はすい臓がんで余命宣告されたのを機に仲間に会いたくなって同窓会を呼び掛ける男の役でしたが、みんなが集まった場面を撮影したときは本当にすい臓辺りに何か異変がありそうな気がして、参りました(笑)。
でんでんコメント
死体役は何度か演じたことがありますが、こんなにアクションが多くて疲れる死体は初めてです(笑)。だって、生きているときより動いているんですから!
僕自身、毎年、少人数で同窓会を開いていますが、感じるところは同じだなと、台本にものすごくリアリティーを感じました。ドラマをご覧になった皆さんにほろりと泣いていただくことができたら、僕らが表現したかったことが達成できたなと思えるはず。ぜひ多くの皆さんに見ていただきたいですね。
松坂慶子コメント
私は市村正親さんの大ファンでよく舞台も拝見していましたが、市村さんをはじめ、皆さん本当にすてきな方ばかり。皆さん、“人間力”があるから話題が豊富で、ちょっとした空き時間にお話しを聴くのも面白くて、毎日現場に来るのが楽しみでした。
岡田惠和さんの台本は大変素晴らしく、「さすが!」の一言。心の琴線に触れるすてきなお話で、監督がそれをさらに盛り上げて面白く演出してくださいました。
仲間が死んでしまうという、哀愁も感じさせられる物語なのですが、こんな明るい死人は見たことないですし、すべてにおいて突き抜けた素晴らしさがありました。キャストの皆さんの“底力”を感じる作品でした。
11月26日(日)朝10:00-11:50
テレビ朝日系で放送
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