市村正親ら“大人たちの青春”を描く「最後の同窓会」
「スペシャルドラマ 最後の同窓会」あらすじ
三流商社勤務の高槻功(市村正親)はその日、定年を迎えた。形ばかりのセレモニーで送り出されて帰宅したところ、妻の英子(かとうかず子)は友人との旅行にいそいそと出掛けて行くところだった。
高槻が「つまんねぇ人生だなあ」と思わずそうつぶやいたとき、小学校時代の同級生・坂田典夫(角野卓造)から、同窓会の誘いの電話が入る。先日、欠席の返事を出していた功だったが、典夫から「俺たちのリーダー・功ちゃんがいないと始まらない」などとおだてられ、顔を出すことに決めた。
しかし当日、会場の小さなスナックに到着してみると、集まったのは功の他、幹事の典夫、お調子者の田村実(でんでん)、影の薄い米倉正一(片岡鶴太郎)、マドンナの花岡真知子(松坂慶子)のたった5人。同窓会とは名ばかりで、幹事の坂田が当時、仲の良かった5人を集めただけの会だったのだ。
ガッカリしつつも懐かしさが込め上げ、すぐにかつての関係に戻る5人。みんなそれぞれ訳ありだったが深くは語らず、大いに見栄を盛り込んで近況を報告し合っていく。
ところが、坂田が余命宣告を受けたことを告白したのを機に、それぞれのうそが次第に明らかになっていく。幸せな同居生活を送っていると話していた真知子も、会場に乗り込んできた息子夫婦に強引に連れ戻されてしまった。
ハプニングはそれだけで終わらなかった…。明け方、ウトウトした功たちが目覚めると、なんと実がひっそりと死んでいたのだ。暗く沈んだ気持ちになった一同は「どうせ、この先いいことなんてないんだよな…」などネガティブな愚痴を語り合う。
そんな情けない会話を聞いてなぜか無性に腹が立った功は「こんなしょぼい終わり方で同窓会を終わってたまるか!」と一喝。実が「死んでも行く」と話していた孫娘のピアノ発表会の会場まで、実の遺体を連れて行ってあげようと、一同に提案する。
その後、功たちは自宅に連れ戻されていた真知子をなんとか奪還する。こうして、実の遺体を連れた、奇妙なドライブが始まる。
11月26日(日)朝10:00-11:50
テレビ朝日系で放送
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