小室哲哉【引退会見全文3】「なぜ活動休止ではないのか」ほか記者との質疑応答
【記者】TMネットワークから35年 音楽人生を振り返って思い浮かぶことは?
そうですね…。芸能生活で有名になりたいなという気持ちではなく、好きな音楽を…自分が楽しめる音楽をやりたいなというところから始まったものが、1990年代の様々なヒットがあり…それを考えると絵空事というか、実感がないというのが正直なところです。
ただGlobe、TMネットワークというような自分が参加したグループ、バンド、それから先日引退発表された安室さんだったりとか、いろいろなヒット曲を歌ってくださった方への楽曲を通した思い出は、一曲一曲を話しても多分一日かかるくらい、いい思い出がたくさんあります。
【記者】引退までの5日間はどのような心境だったか
5日間というには文春さんが起爆剤になって、それで頭にもたげていたものが急に突発的にでてきたということで。急ではありますが、考えていたのは先ほど申し上げた人生の60年ということで。今年60歳になりますが、これからどう生きていくかということをずっと自問自答していたので、ある種の引き金になったのかなとも思います。たった一人の判断です。誰にも相談しておりません。
【記者】A子さんの家に行ってまで治療を受けていた理由は?
お医者さんもA子さんも動けない、僕が動くならできるという状況。では伺いますと。ほんの複数回お邪魔しました。