──舞台の場で得たことが、「リピート―」の演技にも活きましたか?
「そうですね。舞台上にいるときは、同世代の俳優に囲まれて切磋琢磨しているので、マウントの取り合いのような感じ。映像作品でも、先輩方相手であっても、 “挑戦しよう”と思って臨んでいます。なので『リピート』でも、そうそうたるメンバーに緊張しながらも、挑戦はしました。ボコボコにされて帰ってきますけど(笑)」
──ドラマの合間には、舞台「おおきく振りかぶって」があって(2月2日~12日まで上演)、3月には舞台『弱虫ペダル』の公演も控えます。猪野さんはスポーツモノの舞台に出演されることが多いですよね?
「身体を動かすことは基本的に好きなんですが、体力勝負ですよね。ただ『おおきく振りかぶって』はそこまで動きは多くなくて、(プロジェクト)マッピングもありませんし。昔ながらの劇団のやり方で勝負する感じといいますか。それも楽しいです」
―─今後、役として挑戦されたいことはありますか?
「身体を動かすことは好きで、最近はもっと殺陣をやりたいなと思っています。以前、早乙女友貴くんと共演したときに、“とんでもないな”って思ったんです。あのレベルまでいきたい、特技の欄に“殺陣”って書けるくらいまでにしたいなって思ってます!」
■スタイリスト=吉田ナオキ/ヘア&メーク=中島愛貴(raftel)/衣装協力=Shinya yamaguchi、ILL IT、プリマクレール・アタッシュプレス
取材・文=逆井マリ