想像していたよりもいいキャラクター
――演じる上で、監督から「こういうキャラクターです」というのはありましたか?
沢村:特になかったのですが、ただの人情刑事というだけではなく、どこか仕事のできる人がいいと思っていたので、力の抜け方だったり、一回大きい失敗をした人の方がいいだろうと思いました。挫折まではいかないにしても、思い通りにいかないことがあった人の方がいいなと思って。それが、誰かに迷惑を掛けるわけじゃなくて、「まあ、仕方ないか」というくらいの(笑)。
僕は今回、皆さんのキャラクターも作りながらやっていました。尾美(としのり)さんが演じられる加治は、すごくいい人なんです。きっと情が厚くて、肩入れしちゃいけないところに肩入れしちゃって。
それがある時誰かに裏切られて、周りの人に迷惑を掛けた結果、分析室に飛ばされちゃったのかな、と。捜査一課ともつながりが強いんですよ、加治さんって。
後輩たちから慕われていて、すごく頼りになる先輩。でも、僕は「加治さん、加治さん」という感じではなく、適度な距離を保って付き合っている。一応、僕の方が上司なんですよ。
伊藤さんが演じる泉本は、いつも先走り過ぎるんですよね。いつでも前に出過ぎるから、それでしくじったり。「自分はここで頑張ればいつかは戻れる」と思っているんだろうなと。
伊藤:確かにそういう部分はあったかもしれませんね。
――実際に皆さんが演じられた役は、沢村さんから見てどうでしたか?
沢村:もちろん、皆さんそれぞれ役作りをされているので、想像通りではなかったですね。尾美さんは僕が思っていたより、もっと腰が低い、けど目の奥は光っているような人物で。僕が想像していたよりも皆さんもっといいキャラクターになっていましたね。
永瀬匡くんが演じる稲見は、「あの顔の濃さが役に立っているな」と(笑)。ギラギラ感がすごかったです。
――演じられた役との共通点はありますか?
沢村:いいかげんな所です(笑)。決めた枠にはめるよりも、外す作業に力を入れるような。
4月15日(日)夜9:00-11:05
テレビ朝日系で放送
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