9月4日（土）から公開される映画「BECK」のトークイベントが1日、HMV渋谷店で行われ、出演者の水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、中村蒼、向井理が登場した。
同作は、ハロルド作石による人気コミックを実写映画化した青春ムービー。平凡な高校生のコユキ（佐藤）は、ニューヨーク帰りの天才ギタリスト・竜介（水嶋）と出会い、千葉（桐谷）や平（向井）、サク（中村）とバンド・BECKを結成する。コユキは、次第に天性の才能を開花させていき、やがてBECKは日本最大のロックフェスティバル“グレイトフル・サウンド”へ出演することになる。
天才ギタリスト役の水嶋は「原作は人気コミックだし、やるからには説得力を持たせなきゃいけなくて、それがプレッシャーであり難しい部分でした」と振り返った。ほとんどギターの経験がなかったという佐藤は「コユキと一緒に成長できたと思います。ギターを持って現場に行ってる自分が“青春”って感じがしました（笑）」と、慣れないギター生活を楽しんだ様子。
ベーシスト・平役を演じた向井は「やるならベースだなと思っていました。渋くてカッコいいので。ベースがうまいキャラクターだったので毎日楽器を弾いて練習してました」と役柄への思いを語った。ボーカルの千葉役の桐谷は「蒼くんが、撮影中にものすごい口内炎ができて、それでも普通に芝居をしていたのが相当な精神力だったと思います」と中村の俳優魂を絶賛。一方、ドラムのサク役を演じた中村は「桐谷さんはもともとドラムができる人で、僕より先にドラムセットに座ってドヤ顔で僕の方を見ながらたたいていたんです。桐谷さんがたたけばたたくほど僕の居場所がなくなっていきました」と桐谷の意地悪な先輩っぷりを暴露。それに対し、桐谷は「ちょっとしたプレッシャーを感じさせようか、と思ったんです」と笑顔を浮かべた。
青春の場所について聞かれた水嶋は「サッカーをやっていたので母校のグラウンドです」、佐藤は「渋谷はもろに青春。だいたい歩き尽くしました」とコメント。そんな中、桐谷が「その瞬間をどれだけ生きられるか。常に今を生きられたらいいかなと思います」と語り始めると、水嶋は「不思議と全然（耳に）入ってこない」、向井も「桐谷くんは本当にやりづらくさせる（笑）」と息の合った掛け合いを見せ、会場を沸かせた。
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9月4日（土）から全国ロードショー
