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東出昌大が“純文学小説のモデル”に!著者・柴崎友香氏「これはご縁があるな、と」

2018/09/21 09:00

【写真を見る】東出昌大の横顔が美しい…市橋織江氏撮影による「つかのまのこと」
【写真を見る】東出昌大の横顔が美しい…市橋織江氏撮影による「つかのまのこと」


これに対し、東出は「幽霊って“向こう側”に行ってみないとなれない。それを現世でできるというのは、面白い試みだなと嬉しかったです」と“幽霊役”の印象を振り返り、「小説を読んでみて、僕の目から見える風景みたいな、脳内みたいなものが描かれている気がしてすごいな、面白いなと思いました」と、“純文学小説のモデル”を体験しての率直な感想を語った。

東出「のんびり楽しんで」


イベントには、抽選で選ばれたファン60人も来場した。ファンからの「作中の“わたし”みたいにどこかの家をずっと見守るとしたらどんな家がいいですか?」という質問に、柴崎氏は「古い学生寮とか、面白そうかなと思います。いろんな学生さんが次々に入ってきて」と回答。

東出が「京都大学吉田寮みたいな?」と、ドラマ『ワンダーウォール~京都発地域ドラマ~』(2018年、NHK総合)の題材にもなった学生寮の名を挙げると、柴崎氏は「そうです!」と笑顔でうなずき、「個性的な人がいたりして、次々といろんな人が入ってきて卒業していって…というのを見ているのは楽しそうだなと思います」と想像を膨らませた。

柴崎氏のアイデアに、東出は「それいいですね!」と共感しきり。自身では「落語家さんの家がいいですね。内弟子さんもいて出入りも多いし、稽古をしていたり面白い話もたくさんしていると思うので」と楽しそうに語った。

イベントの締めくくりには、柴崎氏が「本というのは自分自身の時間でゆっくり楽しめるものだし、何度も繰り返して読んでもいいし、時間をあけてまた読んだり…。自分にとって本はずっとそういう存在だったので、この作品が皆さまにとって、時々また思い出して読んでもらえる作品になればいいなと思います」とコメント。

東出も「僕ももともと本が好きだったので、こういう形で本の仕事に携われて光栄でした。(撮り下ろしの挿入写真に)人物が写っているといっても、僕の存在は市橋さんが“空間”を切り取られた中で偶然写り込んでるようなもの。のんびりと本を楽しんでいただければと思いますし、皆さんが本を読んで心をゆたかにされることを切に祈っております」と作品をアピールした。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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「つかのまのこと」
著者:柴崎友香
写真(モデル):東出昌大
発売中 定価1,500円(税別)
発行:KADOKAWA

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  • 「つかのまのこと」出版記念イベントに柴崎友香氏と東出昌大が登壇した
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