米倉涼子演じる弁護士資格を剥奪された元弁護士・小鳥遊翔子が、ワケあり弱小弁護士たちをスカウトし、大手法律事務所を相手に勝利(Victory)を懸けた戦いを挑む次世代リーガルドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)。
リレー連載の9回目は、超野心家の弁護士・白鳥美奈子を演じる菜々緒が登場。
美奈子はFelix&Temma法律事務所のキャリア2年目のアソシエイト弁護士で、物腰は柔らかいが、その内面は“野心の塊”だ。
先輩である海崎(向井理)をはじめ、どんな人や物事でも利用してトップを目指そうともくろんでいる役どころとなっている。
これまで“悪女”を演じて何度も話題を呼んできた菜々緒が思い描く美奈子のキャラクターや、共演する米倉とのエピソードなどを語ってもらった。
――いよいよ終盤ですが、「リーガルV」の魅力はどんなところにあると思いますか?
資格を持っていないから人を救えないのではなく、救いたいと思えば小鳥遊さん(米倉)のように弁護士資格を持っていなくても救える。その救ってあげようと思う気持ちが大事なんじゃないかと、(作品を通して)思います。
京極法律事務所のパラリーガルには前科者の人もいますが、そういう弱い立場の人たちや、何か問題がある方々でも、法律の場では関係なく誰かを助けられるんです。一見ヒーローにはならない人たちが集まって人を助けていくという「諦めない姿勢」は、見ていて気持ちいいなと思っています。
――美奈子が所属するFelix&Temma法律事務所も、決して悪に手を染めているわけではないように思います。
そこが難しいんです。間違ったことはしていないし、依頼人から頼まれていることに対して応えているだけなんです。天馬代表(小日向文世)はちょっと怪しい動きをしていますけど(笑)、弁護士として間違ったことをしているわけではなくて、あくまで法律の下でやっていること。ブラックなように見えますが、一人一人仕事を果たしているだけだという感じです。
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