波瑠&鈴木京香「相棒?」
連ドラ当初こそ凸凹バディだった朋と理沙の関係は、最終話ではかなり縮まりつつあった。それが今回、国木田が東京に赴き、第6係に捜査協力を求める際、「(理沙の)相棒、僕に貸してもらえまへんでしょうか?」と問い掛けるシーンがある。
そこで朋と理沙は、互いに驚いた表情を見せ、同時に「相棒?」と首をかしげるのだが、そのシンクロ具合からしても、2人はすっかり“相棒”に成長していた。
そんな“相棒”が挑む今回の事件、“品字様”という言葉自体初耳だったのだが、本編に登場するのは品、蟲、そして、男という漢字が三つ連なるもの。品には、物の等級を表す意味や、序列、身分や家柄などの意味合いがあるが、もちろんそれだけではない。
そこには、犯人が殺人を起こすきっかけとなった“思い”や“憎しみ”が幾重にも込められているからだ。そんな犯人の動機にまで思いを巡らせながら、朋らはひたすら“文字”と向き合い、捜査に臨む。
緻密に計算された謎解きもさることながら、連ドラに引き続き、脚本を手掛ける大森美香ならではの“人間ドラマ”が強烈なまでに描かれている。
さらに、“筋肉ブーム”真っただ中の武田真治によるアクションや、サッカーチームを買収したり、常にモデルなどの美女と付き合うIT社長を演じる中村俊介の“チャラ男ぶり”も見逃せない。
文=想
4月28日(日)夜9:00-11:05
テレビ朝日系で放送
出演=波瑠、沢村一樹、工藤阿須加、西銘駿、高田純次、光石研、遠藤憲一、鈴木京香ほか
原作=麻見和史
脚本=大森美香
演出=田村直己
ゼネラルプロデューサー=横地郁英
プロデューサー=服部宣之、菊池誠、木川康利
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