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最優秀作品賞は「3年A組―」 福井雄太P『菅田将暉は“真面目で一生懸命”の権化』【ドラマアカデミー賞】

2019/05/23 19:14

第100回ドラマアカデミー賞で最優秀作品賞を受賞したのは「3年A組―今から皆さんは、人質です―」
第100回ドラマアカデミー賞で最優秀作品賞を受賞したのは「3年A組―今から皆さんは、人質です―」 (C)日本テレビ

「見る人の共感を呼ぶ“とっかかり”を作ってくれたのは永野芽郁」


――最終回、屋上で一颯が最後の授業を行なった後、警察に連行されるというラストになったのはなぜですか。

そもそも脚本の武藤さんが、教師がSNSの声とリアルタイムで議論するというゴールを考えてくれ、それは面白いというのがそもそもの企画でもあったので、第1話からそこに向かってドラマを展開していきました。

その後、一颯が屋上で手錠をかけられ、生徒たちが「先生!」と悲しい顔で見送る。その後、連行されていくシーンは、最初はいらないんじゃないかとも思ったんですよ。蛇足にならないために、生徒役のキャストに「君たちが先生を求めているのは屋上までで終了です。地上に降りてきたときは、僕たちはもう大丈夫だからねという顔を見せてください」とお願いしました。

それで、生徒たちも本当に良い表情になって、一颯からもそう言われるし「卒業おめでとう」とも言ってもらえる。そのときの一颯もすごく良くて、手錠をかけられている人間の笑顔が取れると思わなかったので、そこでも菅田将暉はさすがだなと思いました。

――助演女優賞を受賞した永野芽郁さんはいかがでしたか?

このドラマの難しいところは、一颯がいくら正しいことを言っても、監禁しているわけですから法的には犯罪者じゃないですか。それでも先生が正しいと思えるのは“さくら”(永野)がいるから。さくらが心の底から信じている人を見る目で一颯を見ているから、自然と「それでいいんだ」ということになるんですよね。

さくらを永野さんではなく、違う人がやっていたら、一颯の言葉があそこまで浸透したのかなと考えると、見る人の共感を呼ぶ数センチの“とっかかり”を作ってくれたのは、間違いなく永野芽郁。僕としては感謝しかないですね。

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  • 第100回ドラマアカデミー賞で最優秀作品賞を受賞したのは「3年A組―今から皆さんは、人質です―」
  • 【写真を見る】同作を手がけた福井雄太プロデューサー
  • 菅田将暉は主演男優賞、永野芽郁は助演女優賞を獲得した
  • 一颯が生徒たちに投げかける熱のこもった言葉の数々が視聴者の胸を打った
  • 福井Pは菅田の演技に「リハーサルで泣いてしまった」と告白

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3年A組―今から皆さんは、人質です―

出演者:菅田将暉 永野芽郁 萩原利久 秋田汐梨 若林薫 佐久本宝 富田望生 片寄涼太 川栄李奈 上白石萌歌 新條由芽 鈴木仁 古川毅  ほか

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