友美が最終的にどのように前に進んでいくのか
――会見では長谷川さん、玄理さん、大政さんと女子会さながらの楽しそうな雰囲気でしたが、現場の様子も女子会のような感じなのでしょうか?
女性同士でしか話せないことや、「こないだ飲んだここのワインがおいしかった」とか、本当にたわいない、女子会っぽい会話をしていますね。その自然な空気感が画面からも伝わっているとうれしいです。
――最後に作品の見どころを教えてください。
4人それぞれに見どころがありますよね。
まず冴子ですが、出産に対する夫との認識の違いや他の男性にすがってしまうということは、多くの女性にも起こりうることだと思うんです。想像するだけでものすごく恐ろしいことだから、私を含め女性はみんな「この後冴子どうするの!?」って思いながら見るんじゃないでしょうか。
樹里に関しては女性同士の恋愛ということで…。私にとって未知なんですよね。そういう恋愛に突き進んでいく樹里の行く末が単純に気になるという好奇心があります。
香織さんは自分の人生の全てを失ってしまうかもしれないという大きな秘密を抱えていて、それがバレたらどうなってしまうんだろうというハラハラ感がありますよね!
そして友美は見ていてホッとできるようなパートだったと思うんですけど、ここから怒涛の展開を迎えます。
今後さらに信じられないような出来事が起きるのですが、その出来事に対して友美が下す決断というのが、なかなか普通の女性にはできないような、母親だからこそできる決断なんです。
振りかかってきたことに対してただはねのけるだけではない。
友美には一度愛した人への思いや、不倫相手といえども同じ子どもを育てるお母さんである、という思い入れがあるんですよね。それを踏まえて友美が最終的にどのように前に進んでいくのかにも注目していただければと思います。