上川隆也、フェンシングに初挑戦「古い歴史を持つスポーツにどこか懐かしさを感じた」
上川隆也コメント全文
――フェンシングに初挑戦した感想は?
これまで「遺留捜査」ではロッククライミングや指揮などさまざまな挑戦をしてきたので、本作でも何かやることになるだろうとは予想していました(笑)。フェンシングは古い歴史を持つスポーツですが、どこか懐かしさを感じましたね。
というのも、僕は子どものころに剣道を習っていたことがあり、マスクの中から見る景色になんとなく“既視感”がありました。剣の形態も構えも戦い方もまったく違うのですが、それでもいざ“一本”を取り合うために相対しているという心情を含めた風景を、以前どこかで目の当たりにしたような気がして、ちょっと不思議な感覚を覚えました。
――フェンシングシーンでのエピソードを教えてください。
撮影では専門家の方にもお力をお借りしたのですが、攻防シーンでは当然、“打突“の瞬間も描かれます。相当に手加減してくださっていることは承知しているのですが、プロの打突はとんでもない衝撃となって、この身に襲い掛かってくるんですよ。撮影の合間に選手の方々にもいろいろお話を伺ったのですが、防具を着けていても体中、あざだらけだそうです。
――フェンシングシーンでの美村さんの印象は?
美村さんの装いがとても凛々しく、かつしっくりと馴染んでおいでで、その佇まいから美村さんがキャラクターをきちんと作り上げていることがうかがい知れるひとときでした。また、美村さんは選手の皆さんのちょっとしたしぐさをすぐにお芝居に取り入れていらして、そのフットワークの軽さも含めて、なんてポテンシャルの高い人なのだろうと驚きました。