「生前葬TV」又吉直樹、間寛平、岩井志麻子インタビュー「綾部とバイクでツーリングしながら生前葬がしたい」
BS12では、又吉直樹がMCを務める「生前葬TV-又吉直樹の生前葬のすゝめ-」を、3月8日(日)夜8:00より放送する。
同番組は、“見届人”又吉直樹がゲストの「生前葬」を執り行いながら、「その人の半生がいかなるものだったのか」をゲストとともに振り返っていく新感覚バラエティー。
今回は、ことし芸能生活50周年を迎える間寛平と、多くの話題作を生み出したホラー作家・岩井志麻子がゲストで登場。二人が人生のターニングポイントなどを語る他、「死ぬまでにやりたいこと」を実践する様子も紹介する。
今回、番組に出演した又吉直樹、間寛平、岩井志麻子にインタビューを敢行。番組を通して感じたことや、「生を感じる瞬間」などについて語ってくれた。
「小さい時おじいちゃん見て『あの人らはあのまま生まれてきたんや』と思ってた」(寛平)
――「生前葬」というテーマを最初に聞かれた時、どういう感想をお持ちになりましたか?
又吉直樹:(ゲスト二人に)どうですか?
岩井志麻子:私も50半ばになったら、死がどんどん近づいてきているっていうのは感じますし、子供のときは親が死ぬとか自分が死ぬとかすごく怖かったんです。でも、絶対人は順番に死ぬものだし、必ず自分も死ぬし親も死ぬし、誰でも死ぬんだとなると、何かちょっと救いにもなってきたんですよね。
又吉:必ずあるものだ、っていうことですよね。
岩井:もう「みんな死ぬんだ」と思ったら、怖くないんだな~と。
間寛平:俺ら小さい時におじいちゃんおばあちゃん見て、「あの人らはあのまま生まれてきたんや」と思わんかった?
又吉:(笑)。まあ子供の時はそうやったかもしれないですね。
寛平:自分が今このようになって、「あ、年取ってきた~」とかなるんやけど、僕ら子供の時見てたらそうやったもんな。
又吉:まあまあ、そうですね(笑)。僕はわりと早い段階では気づきましたけど。「だんだん人は年を取っていって、最終的におじいちゃんおばあちゃんになるんやな」っていうのは、小学校入るくらいには(笑)。
一同:(笑)。
寛平:あ、そうなんや (笑)。俺はずっと「おじいちゃんおばあちゃんはあのまま生まれてきたんや」とか、子供の時思ってたな(笑)。
岩井:私は「よしもと新喜劇」(MBSほか)も子供の時から大好きで、寛平さんがおじいちゃんの格好していろいろやっておられるのを見ていて…。
寛平:すんません、今でもやってます。
一同:(笑)。
岩井:あと、桑原和男さんの「ごめんください、どなたですか、桑原のおばあちゃんがやって来ました、お入りください、ありがとう」とかね。桑原さんのもずっとおばあちゃん役だったし。
小学校の時はビデオデッキとかないですから、新喜劇とか「モーレツ!!しごき教室」(1973~1984年、MBS)とか、「あっちこっち丁稚」(1975年~1983年、ABC)とか、そういうのを見るために必死にあぜ道を走っていたのを覚えてます。まさかあの「かい~の」を目の当たりにできるとは。「長生きはするもんじゃ」って感じですよ(笑)。
又吉:そうか、岡山で新喜劇を見られていたんですね。
岩井:そうですよ! 小学校の時から、見るために必死に走って帰ってました。
又吉:僕もそうでしたね。学校終わったら、土曜日はもうすぐに家帰って新喜劇を見るっていうね。
寛平:関東の方では多分流れてないからわからんと思うけど、関西はそうやったもんな?
又吉:西の方はそうでしたね。絶対見て、見終わってからどっか行くっていうね。
3月8日(日)夜8:00-9:00
BS12にて放送
https://www.twellv.co.jp/program/variety/seizensou/