<BG>最終回でさらに見せた木村拓哉“章”のボディーガードへの熱き思いと斎藤工“高梨”とのバディ感
木村拓哉主演の木曜ドラマ「BG~身辺警護人~」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の最終話が7月30日に放送された。
章(木村)と高梨(斎藤工)のバディの行方、最後の合言葉「誤差なし」、それぞれの恋模様まで、ギュッと盛り込まれた展開に魅了された。 (※以下、ネタバレがあります)
4人そろっての「誤差なし」に胸アツ
丸腰の状態で“命の盾”となり、あらゆる危険からクライアントを護る民間ボディーガードの生き様と戦いを描く本作。
2018年1月期に放送された前作では主人公・章は民間警備会社「日ノ出警備保障」に属していた。今回のシリーズではその会社が大手IT企業「KICKS CORP.」に買収され、章は“利益優先”となった組織を飛び出し、私設ボディーガードに転身。章が立ち上げた「島崎警備」には、かつての同僚・高梨も合流した。
章と高梨のバディぶりは期待以上で、回が進むごとに魅力を増した。しかし、最終話ではボディーガードに恨みを持つ「KICKS CORP.」の社長・劉光明(仲村トオル)がクライアントとなり、章に続く形で劉の経営方針に異を唱えて飛び出した高梨は猛反対。政治家・桑田(小木茂光)が裏で関わっていることで「下手すりゃ死ぬぞ」と忠告するが、章は依頼を引き受け、章と高梨のバディは決裂した。
警察のほか、桑田にも追われる身となった劉は海外逃亡を画策し、章は指定の空港まで警護することに。
一方、「日ノ出警備保障」から社名変更した「KICKS ガード」でボディーガードを続ける菅沼まゆ(菜々緒)と沢口(間宮祥太朗)は社命で劉の行方を追うことになるが、そこに高梨が現われ、自らが章と劉を探し出すと協力を申し出た。
そこから物語は章、高梨、まゆ、沢口が協力する形で劉を空港まで送り届けるという展開に。しかし、かつて「日ノ出警備保障」で抜群のチームワークを見せていた4人が顔をそろえたが、海外に逃げたら真相を明かすという劉のことを信じているのは章だけという状態。そこで章は「信じて護る」というボディーガードの仕事観について語った。
その思いに聞き入ったのは3人だけではなかった。劉は逃げるのをやめて桑田の元へ行き、真相を明らかにしようとする。それを警護することになった4人が、久しぶりにそろって時計を突き合わせての「誤差なし」がビシッと決まったシーンには大いに感動。