「いだてん~東京オリムピック噺~」では、1964年開催の東京オリンピックで開会式の最終聖火ランナーに選ばれた坂井義則役だった。広島に原子爆弾が投下された8月6日生まれの坂井は、その運命から世間の期待というプレッシャーに押しつぶされそうになっていたが、日本人初のオリンピック選手である金栗(中村勘九郎)に水をぶっかけられて気合いを入れ直すシーンが印象的。オリンピック関係者全員にかかる強いプレッシャーを表すような坂井は、大河ドラマの最終話を締める重要な役どころだった。
警察学校を舞台にした木村拓哉主演の「教場」(フジ系)でも、拳銃マニアの優等生がひょう変して寮生に向けてニタニタと銃を突き付ける役を演じていた。
井之脇は、一見、普通に見える青年の心の奥底にある本音を表現するのが実にうまい。“一人の人間には何通りもの気持ちがあること”を教えてくれる俳優だ。
次回は、薬剤師が命の現場で見た現実を描く
次回、第5話は8月13日(木)に放送。萬津総合病院に入院中の「娘娘亭」店主・辰川秀三(迫田孝也)の父、太一(伊武雅刀)の容態が急変。幸い安定したものの、みどり(石原)は辰川家を心配する。太一は末期がんだが、辰川は本人に告知をしていない。そのことで、祖父にうそをついていると悩む秀三の娘・樹里(久保田紗友)は摂食障害になってしまっていた。
みどりは相原くるみ(西野七瀬)とケモ室(抗がん剤調剤室)へ。くるみは、がん薬物療法認定薬剤師の資格を持つ刈谷奈緒子(桜井ユキ)の仕事に興味を示す。
文=ザテレビジョン ドラマ部
毎週木曜夜10:00-10:54
フジテレビ系にて放送
【公式HP】https://www.fujitv.co.jp/unsung/
【公式Twitter】@unsung2020
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