Dream Shizuka 『フラッシュダンス』でミュージカルに初挑戦!「夢との距離は、離れたり近寄ったりしていい」<Interview>
ポジティブさと弱さをちゃんと持っているキキを作り上げていけばいいのかな
――演出の岸谷五朗さんからは、キキという役についてどんなことを言われていますか?
キキは4人の中では年下だけど、頭の回転が速くてなんでも知っている。頭がいいから勘も良くて、受け答えもすごく早いし、自信満々。でも、経験がないから大人ぶっている。「強そうに見える中にある弱さを表現してほしい」と言われました。
ちょっと自分と似ているところがあるなと思ったんです。私は「何でも完璧にできそう」、「何でもへっちゃらそう」と思われるタイプですが、意外とそうでもなくて(笑)。
自分とうまくリンクさせて、でももっとオーバーに表現したら楽しんでもらえるんじゃないかな? 女の子らしくというより、ポジティブさと弱さをちゃんと持っている、そういうキキを作り上げていけばいいのかなと、岸谷さんの言葉を頂いて感じています。
――アレックス、キキ、グロリア(桜井玲香)、テス(石田ニコル)の親友4人は、どんな関係性なのだと思いますか?
同じジャンルの女の子ではないですよね。バラバラ。だからこそ、キキという役のキャラクターをどうやって差別化するかが重要だと思っています。
Dreamは一緒にいて心地いい、バラバラだからこそ認めあえる感じでした
――女同士って、似てないほうが上手くいくかもしれませんね。Shizukaさんが所属していたDreamにも、そういう印象がありましたが……。
そうですね(笑)。Dreamはバラバラだけど、まとまっていたというか……。一緒にいて心地いい、バラバラだからこそ認めあえる感じでした。それぞれに「この人は自分にないものを持っている」、「この人には完敗だ」という部分があり、それが尊敬につながってチーム力になっていたのかなと思います。
――Dreamには「何でも話し合う」というルールがありましたよね。女同士の友情が長続きする秘訣は、何だと思いますか?
自分の価値観を押し付けないことでしょうか。難しいとは思うのですが……。自分とは違う人だと思ったら、認められると思うんです。違う部分を面白がれるかどうか。それでも納得できないところ、違うと思ったところを話し合えたのが、Dreamでした。遠慮して言わないでモヤモヤしているよりも、言っちゃったほうがいいじゃないですか(笑)。
でもそれは、むやみやたらに自分の価値観を押し付けるのとは違っていて。「自分と人とは違うんだ」というのが大前提にあり、その違う部分を「スゴイ!」「面白い!」と思えるかどうかが大事なんですよね。
【東京公演】
2020年9月12日(土)~9月26日(土)日本青年館ホール
【名古屋公演】
2020年10月3日(土)~10月4日(日) 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
【大阪公演】
2020年10月8日(木)~10 月11日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【出演】
愛希れいか
廣瀬友祐 桜井玲香 福田悠太(ふぉ~ゆ~)
植原卓也
Dream Shizuka 石田ニコル なだぎ武 松田 凌 大村俊介(SHUN) 秋園美緒/春風ひとみ
他
【HP】flashdancethemusical-jp.com
■ミュージカル「フラッシュダンス」30秒SPOT