木村拓哉演じる“最恐”の教官が帰ってくる「教場2(仮)」2021年新春に放送決定「本気でやるしかない」
木村拓哉コメント
――「教場2(仮)」の放送が決まった時の思いをお聞かせください。
(「教場」第1弾を)年明け早々にこういう空気感のドラマを放送することが当初はどうなんだろうか…?と疑問に思っていましたが、監督をはじめ、制作陣のモチベーションの高さ、挑戦の形がしっかり作品に投影できていたことが、見てくださった方に伝わったのかなと思います。
制作サイドが“いける”と思って作るものと、視聴者の方が見たいと思ってくださり、制作がそれに応えて作るものなど、いろんなパターンの作品がある中で、今回は視聴者の方からのお気持ちとこちら(制作)の気持ちのバランスが非常に取れたことで、今作をスタートできることになったのではないかなと思います。
――前回の「教場」の撮影・放送の反響など振り返っていただけますでしょうか?
風間公親という男のキャラクターにすごく特徴があるので、見てくださった反響をじかに自分に届けてくださる方の多さにびっくりしました。
(ドラマの)内容が内容なので放送直後に、実際に勤務されている警察官の方々を見かけたときに、自分は私生活を送っているだけなんですが、警察官の方々から「あ、キムタクだ!」じゃなくて、「あ、風間教官だ!」というような目で見ていただけて、現職の方々にそういうふうに捉えていただけたことがうれしかったですね。
一応、僕らがやっているのはフィクションですが、少しでも面白いエンターテインメントをこれから作るにあたって、いろんなさじ加減が必要になると思いますので、そのさじ加減を見ながらバランスよく作っていきたいです。
――改めて、風間公親という男についての印象や役に対する思いは?
僕自身、原作を読ませていただいて、風間公親は“すごく偏った真心を持っている人”。愛情的にも偏っているし、真心も本気もすべてが偏っています。
ですが、見返りを一切求めない。風間公親というキャラクターは、笑顔はないですが、すごくいとしい人だなと思います。演じたからこそ、よりそう思えるのかもしれません。
立場上教官なので、不完全な人間を世の中に送り出すことはできない、送り出したくはないという思いが人一倍強いのだと思います。
――生徒役の皆さんの印象はいかがですか?
生徒役の皆さんが訓練されているところに今日初めて立ち会わせていただきました。今回も彼らの魅力や輝き、集中力だったりの力を借りることになると思います。
生徒の皆さんは「なんでこんなこと(厳しい訓練)をやらされないといけないんだろう?」と思っていると思いますが…(笑)。でもそこは切り替えていただいて、前回の198期に負けない期にしていただきたいなと思います。
――コロナ禍での撮影になりますが“チーム教場”でどんな「教場2(仮)」を作っていきたいですか?
正直な話、「教場」の次作があるかもしれないといううわさ話が自分の耳に届いた時点では、「この状況で最後までやり通せるだろうか」というのが最初の思いでしたが、自分が一番好きではない「やる前からできないと決めつける」というのは違うと思い、出演者・スタッフが力を合わせ、全てに対して本気でやるしかないと思っています。
――放送を楽しみにしている人たちへメッセージをお願いいたします。
やると決まった以上は全力で取り組ませていただきますので、皆さんにお届けできるようにやり切りたいと思います。