川島「同じように強く言っちゃうタイプ」
――それぞれの役は、ご自身から見てどのようなキャラクターだと思いますか?
川島:自分の役が(普段の)自分とは違い過ぎて最初は大丈夫かな?と思いました。私は結構はっきり思ったことを言ってしまうタイプなんですけど、藤原花という役的には、逆に思ったことを言えないタイプだったので、監督にも「多分違うタイプだと思うから、そこは“川島さん”が出ないように、ちゃんと“花”でお願いします」と最初に言われました。
迷いながらだったんですけど、監督に言われたことを意識してやっていくうちになんとなく慣れていきました。ただ、ふとした時に、話し方が早くなってしまい、「もうちょっとゆっくり喋って」と言われて苦戦しました。
白洲:僕が演じる成田洋介は、強引で思ったことをストレートに伝えてしまうという、花とは対照的な性格なんですけど、相手を思いやるが故の行動や、融通の利かなさなどは、少し通じる部分があるかなと思いました。
――どのキャラクターに一番共感できますか?
川島:成田の言っていることはすごく正しいなと思いました。もしかしたら私も、花のように意見の言えない子がいたら、同じように強く言っちゃうタイプかもしれないです。
白洲:そうだね。
川島:さっきから相づちのタイミングがおかしくないですか?(笑) でも、すごく正論を言っているんですけど、成田のようにあまりにもはっきり言われると傷つきますよね。
白洲:あそこまで言うとね?
川島:役とはいえ、傷つきました。
白洲:すみませんでした(笑)。僕も、あそこまで強くは言わないですけど、割と正論で言ってしまうタイプです。
川島:他のキャラクターもみんなキャラが強めですよね。なかなかお見掛けしない感じじゃないですか。
白洲:みずきも闇が深いし、歩は優しいですけど問題を抱えている。川島さんは、歩のようなチャラい感じは好きじゃないんでしょ?
川島:現場で「その外ハネはチャラ過ぎる」って言い過ぎちゃったんです(笑)。
白洲:「外ハネ嫌だ」って言われて、塩野くんが傷ついてました。
川島:いやいや、大事なのは、中身です(笑)。ぜひ、皆さんのタイプを見つけてもらえたらなと思います。