脚本家・中園ミホが「七人の秘書」に込めた思いを明かす『元気になっていただけるドラマを書いていきたい』
中園「(岸部一徳さんには)ヒール役をやっていただくことになりました」
――同じ組織ではなく、政財界や病院、警察など別々の組織に属する秘書という設定が斬新だと思うのですが、あえて別々の組織にした理由をお聞かせください。
何十年も連続ドラマを書いているので、一つの会社にしないとセットも成立しないし、絶対そっちの方がいいのは分かっているのです(笑)。ただ今回は最初から、あらゆる組織の女性たちが、夜どこかに集まってコソコソ相談したことから世の中がガラッと変わっていくという物語をイメージしていたんです。
金融、警察、病院、都政、こういう組織の優秀な秘書が集まったら、世の中をすっかり変えられるんじゃないかという思いから、セットなどが大変なのは分かっているんですけど、あえて別々にしました(笑)。
――“取材の中園”と言われるほど、中園さんはかなり深く取材をされることで有名ですが、秘書や敵となる権力者たちについて、今回はどういうリサーチをされたんでしょうか?
私はいつもものすごく取材するんですけど、今回の秘書に関しては、内山さんが元秘書なので、教えてもらおうと思っていました(笑)。
内山さんもいろいろと取材してくれていましたし。あとは、飲み友だちの政府の方に連絡しましたね。普段の私は“飲む”のが取材なんですけど、今はそれもできないので、メッセージのやり取りや、電話で取材しています。
――いろいろな業界の秘書、そして元秘書を演じるキャストの皆さんの顔ぶれをご覧になった時の印象をお聞かせください。
すごく魅力的な皆さんが集まってくださったので、ドラマを一番楽しみにしているのは私だと思います。秘書の皆さんもそうだし、ラーメン店のボスも格好いいですよね。久しぶりに江口洋介さんにお会いして「あぁ、こんなに渋い大人になられて、ますますすてきになったなぁ」と思いました。
あとは、大好きな岸部一徳さん! 「私、こんなに悪い人を書いたことがない!」というくらいのヒール役をやっていただくことになりました。
10月22日(木)スタート
毎週木曜夜9:00-9:54
テレビ朝日系にて放送
※初回は拡大スペシャル版
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