「コウノドリ」吉田羊「今作が終わるまで小松さんと一緒に生きていく」
毎話、涙と感動を誘う医療ヒューマンドラマ「コウノドリ」(TBS系)のシーズン2が中盤に入り、いよいよ見逃せない展開に。今回のリレー連載には、ベテラン助産師・小松留美子役の吉田羊が登場。いつも明るく頼れる存在の小松を演じる吉田に、役の魅力から共演者のマル秘エピソードまで直撃!
日本にはいい女優さんがいっぱいいるなと思います
―シーズン2が中盤まで進んでいますが、2の台本を最初に読んだ感想を教えてください。
この2年間でそれぞれの役が経てきた時間を感じられるような始まりで、今回は妊娠出産がゴールじゃなくてスタート、そこから続いていく現実を描いているので、作品世界も深くなっていると感じました。台本を読むとすごく泣けちゃうんですけど、そこが小松さんとしての課題かなと思っています。経験豊富でいろんな妊婦さんを見てきた小松さんは、そんなにめそめそしないと思うんですよね。だから常に客観性をもって演じられるようにと意識していますが、難しいです。現場でゲストの女優さんを見ると泣けてきそうになるので、必死で堪えて。泣いちゃいけないシーンは、台本を何回も読んで泣き尽くして、涙を枯らしてから現場に入るようにしています(笑)。
―ドラマが始まる前の記者会見で、ゲストの女優さんたちがすてきだという話をされていましたね。
ゲストの皆さんは本当に素晴らしくて、お芝居をしないんですよね、語弊を恐れずに言うなら。役そのもので存在してらっしゃって、出産シーンや赤ちゃんを初めて見た瞬間の表情など、「みんな、赤ちゃんを産んだことあるの?」っていうくらいのリアリティーがあるんです。日本にはいい女優さんがいっぱいいるなって思いますね。中でも高橋メアリージュンちゃんは、以前「純と愛」(NHK総合ほか)でご一緒したときに共演シーンがあまりなくて、遠目で見ていて、役として無理なく素直に存在しているすてきな女優さんと思っていたんです。今回、彼女のお芝居を目の当たりにして、本当に心が震えました。芸歴や年齢に関係なく、こういうお芝居ができるようになりたいなって。ジュンちゃんも「サクラ先生(綾野剛)や小松さんとお芝居をしていると、本当に包み込まれる感じがして泣いてしまいます」と言ってくれて、お互いに心を震わせて感じ合えるお芝居ができる現場なんだなと改めて思いましたね。
「コウノドリ」
毎週金曜夜10:00-10:54
TBS系で放送
ザテレビジョンがLINEでドラマニュース専門アカウント始めました!
主演インタビューや編集部オリジナルのドラマニュースがまとめて読めます!
下のボタンから「友だち追加」しよう!