離婚弁護士のあらすじ一覧
間宮(天海祐希)のもとを、紀三郎(津川雅彦)の娘・博美(戸田菜穂)が訪問。上司・宮本(春田純一)との不倫を宮本の妻に疑われ、慰謝料を請求されたという。博美は、宮本に思いを寄せていることは事実だが、不倫にあたるような肉体関係はないと告白。紀三郎には秘密で助けてほしいと懇願する。間宮は、相手の弁護人・高沢(生瀬勝久)を訪ね、博美の弁明を。だが、高沢は、食事のレシートなど証拠を提示し不倫の事実を主張する。そんな中、紀三郎は、事務所の中で博美あての内容証明を見つけ、ショックを受ける。
香織(ミムラ)は、親友・リカ(MEGUMI)の義父で末期がんの園田(平田満)を見舞う。リカは父に病名を隠していたが、余命を悟っていた園田は、ひそかに香織に「リカに財産を残すため遺言書を書きたい」と相談。香織は、貴子(天海祐希)に遺言書作成の助言を頼むが、企業弁護の仕事を勝ち取ろうとやっきになる貴子は相手にしない。香織は、紀三郎(津川雅彦)の助言を受け、園田に遺言書の書き方を伝える。だが、書きかけの遺言書を発見したリカは、香織が園田に病名を告げたと誤解し、香織を激しくなじる。
間宮(天海祐希)に女性誌の取材が舞い込んだ。企業法務の仕事を張りきって宣伝する間宮だが、誌面にはストーカーや離婚の専門だと記載され、気の進まない依頼がますます増えてしまう。ある日、ストーカー被害に悩む千里(りょう)に相談を受けた間宮は、ストーカーの撃退に成功。すっかり間宮を信頼した千里は、別居中の夫との離婚問題も間宮に一任。だが、テレビ出演や取材依頼の仕事も増えてきた間宮は、約束もなく訪ねてきてはグチを重ねる千里を疎ましく思うように。そんな中、間宮の周辺で不審な出来事が起こるように。
大介(玉山鉄二)は、上品な夫人・白河(キムラ緑子)に、息子の雅人(斉藤祥太)と不良娘・夏樹(邑野未亜)の結婚を止めたいと相談される。初の依頼に有頂天の大介は、柳田(佐々木蔵之介)の知識を借り、未成年の結婚には親の認印が必要だと説明し白河を安心させる。が、偽造した同意書が受理され雅人と夏樹の結婚が成立。さらに、雅人は悪徳不動産店にだまされ危険な物件を購入してしまう。すっかり白河の信頼を失った大介は、慌てて貴子(天海祐希)に助言を請う。だが、貴子は「あなたの依頼人でしょ」と大介を冷たく突き放す。
一向に弁護の依頼が来ない貴子(天海祐希)のもとを、バッティングセンターで知り合ったホステス・奈緒(中越典子)が来訪。4年間交際した大会社会長・加々美(林隆三)に、1億円の慰謝料を請求したいと言う。貴子は、奈緒の法外な要求にあきれながらも、成り行きで依頼を引き受ける。だが案の定、加々美は慰謝料請求を受け付けず、わずかな額を手切れ金として提示。奈緒は、金額が足りないと憤慨する。やがて、奈緒の行動を見ていた貴子は、派手な振る舞いの裏に隠れた奈緒の寂しさに気づく。
企業ばかりを担当してきた女性弁護士が、民事事件に携わることで弁護士という職を見つめ直す。 弁護士・貴子(天海祐希)は、大手事務所を辞め同僚の広澤(竹野内豊)と独立。だが開業初日、前事務所の圧力で共に働くはずの弁護士が次次と辞職。広澤にまで裏切られ、残ったのは受付嬢の香織(ミムラ) だけだった。そんな中、離婚を希望する女性・恭子(宮崎美子)が貴子を訪問。企業法務ばかり扱ってきた貴子は、離婚問題をバカにして相手にしない。だが、夫側の代理人が広澤だと知り依頼を引き受ける。