光る君へのあらすじ一覧
道長(柄本佑)が右大臣家の子息で、6年前に母親のちやは(国仲涼子)を殺害した道兼(玉置玲央)の弟であることを知り動揺したまひろ(吉高由里子)は、その場で気を失って寝込んでしまう。一方、まひろが倒れたことを知った道長は、自らの身分を偽ったことを直接会って説明したいと文にしたためることに。文を読んで道長に会いたい思いを募らせたまひろは、散楽の一員の直秀(毎熊克哉)に頼む。そして、まひろと道長は、直秀の手引きでようやく再会を果たす。
互いに身分を偽ってきたまひろ(吉高由里子)と道長(柄本佑)だったが、まひろは為時(岸谷五朗)の娘だと身分を明かす。道長も真実を伝えようとするが、藤原宣孝(佐々木蔵之介)が通りかかり、話が途中になってしまう。その頃、円融天皇(坂東巳之助)の譲位を知った詮子(吉田羊)はあいさつのために拝謁するが、思いも寄らぬ嫌疑をかけられる。程なく、まひろは倫子(黒木華)からの依頼で、65代に即位した花山天皇(本郷奏多)の前で「五節の舞」を披露する舞姫に選ばれる。
永観2(984)年春。まひろ(吉高由里子)は、自分のせいで放免たちに捕らえられた道長(柄本佑)の身を案ずる。何とかして道長を助けたいまひろだったが、父親・為時(岸谷五朗)に謹慎を強いられたため、祈ることしかできない。一方、道長の次兄・道兼(玉置玲央)は父親・兼家(段田安則)の指示で女官を使って円融天皇(坂東巳之助)の食事に毒を仕込み、帝の体調を急激に悪化させる。政権を掌握するために二の手を打ちたい兼家は、敵対する左大臣家の動向を探るため、為時を利用してまひろを間者として送り込む。
優しかった母親・ちやは(国仲涼子)が亡くなって6年の月日が流れる。悲しみに暮れていたまひろ(吉高由里子)は15歳となり、貴族の女性が裳を初めて身に着けて成人したことを示す、裳着の儀を迎えることに。その頃、道長(柄本佑)は官職を得て順調に上級貴族としての道を歩んでいた。そして円融天皇(坂東巳之助)に入内していた道長の姉・詮子(吉田羊)は皇子を産み、道長の一家は権力を拡大。その権勢をさらに強固なものにしようとする道長の父親・兼家(段田安則)は、ある計略を謀る。