第85回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞 受賞インタビュー

佐藤健

篤蔵の仕事への思いに共感

「作品に取らせていただいた賞だと思います。ドラマを見てくださった皆さま、投票してくださった皆さまに感謝したいです。篤蔵さんは夢から降りられなくなった人。それは自分一人でかなえた夢ではなく、支えてくれた人たちの顔を思い出すと中途半端な仕事はできない。それは僕も同じで、役者として今ここに立っていられるのは、支えてくれた人たちがいるからです。リスクを背負って自分に懸けてくれたスタッフの方々、応援してくれているファンの方々、皆さんの存在が僕の原動力となりました。

料理を経験したことで、食事をするときにそれを作った人の顔を想像するようになりました。最近はうどんをゆでましたね(笑)。『天皇の料理番』チームは、決して満足せず追求する姿勢、見てくれる方々のことを一番に考えるという哲学、ドラマ作りという繊細で終わりのない作業に対する真心を感じました。この経験を次につなげていかねばと思っています」

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