<おちょやん>「バンブーベロニカ」が話題!“ジョージ本田”川島潤哉 『エール』では小山田耕三の秘書役
クセが強い!鶴亀撮影所の愉快な仲間たち
撮影所で“キネマ女優”の道を歩み始めた千代。周囲を取り巻くキャラクターはここでも個性派ぞろいだ。
所長の片金(かたがね)は、股間からモノがはみ出ると“縁起がええ”と喜ぶことから“カタキン”所長と呼ばれる変わり者。“大部屋女優”と呼ばれる千代のライバル女優たちはみな「あんたみたいな新入りは、入り口の一番そばや」「あなたの席、ないわよ」など、わかりやすい“いけずキャラ”で千代を圧倒した。
中でも異彩を放ったのが、“ハリウッド帰り、といっても住んでただけのいきさつで映画監督になってしまった”ジョージ本田。「ガッデム」が口グセで、千代の面接では「せっかくなら芸名つけたらどうですか?僕が名付け親になってあげよう。そうだな…竹井…竹…バンブー…バンブーベロニカ」と衝撃の芸名をひねり出して見せた。
千代がとっさに「本名で!気ばらしてもらいます」と断ったため事なきを得たが、「バンブーベロニカ」のパワーワードは視聴者のあいだでも大反響。Twitterでは「バンブーベロニカ」が「#おちょやん」とともにトレンドトップ10入りするなど話題を集めた。
ジョージ本田役・川島潤哉は、自ら脚本・演出を手掛ける一人演劇公演「コテン(弧天)」も行う俳優。舞台での活動のほか映画やドラマにも多数出演し、連続テレビ小説は「ゲゲゲの女房」(2010年度前期)に出演後、「純と愛」(2012年度後期)や「なつぞら」(2019年度前期)ではレギュラー出演。
「エール」(2020年度前期)では小山田耕三(志村けん)の傍らにいつも寄り添う秘書・猿橋重三役で出演。第119回、壮年期を迎えた古山裕一(窪田正孝)のもとを訪ね、小山田がしたためた手紙を裕一に手渡した。紳士的な雰囲気、やわらかな口調で「いつも先生の前ではしかめ面でしたが、笑顔は子供みたいにチャーミングです」と語り、視聴者の感動を呼んだ。
「おちょやん」では真逆ともいえるクセの強いキャラを演じる。ここから、千代のキネマ女優としての人生に大きくかかわっていきそうだ。