第107回ドラマアカデミー賞で、最優秀助演女優賞を獲得したのは菜々緒。「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(TBS系)で、見習い編集者の主人公・鈴木奈未(上白石萌音)を振り回す、パリ帰りのドS鬼編集長・宝来麗子役での受賞となった。
菜々緒が助演女優賞を受賞するのは、「ファースト・クラス」(2014年、フジテレビ系)、「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(2016年、フジテレビ系)、「インハンド」(2019年、TBS系)に続いて、4度目となる。
麗子役は「強さや真のある女性を意識」
――ファッション誌「MIYAVI」のカリスマ編集長・宝来麗子役で受賞したお気持ちはいかがですか?
すごくうれしいです。たくさんの方に見ていただけていることをオンエアの時も感じていましたし、放送後も「“ボス恋”見てました」と言ってくださる方が本当に多いなと改めて実感していたところでの受賞でしたので、本当にうれしかったです。
――読者からも「オーラのあるカリスマ編集長役がピッタリ」、「今の時代、あの宝来麗子を演じられるのは菜々緒さんしかいない」など、多くの声が寄せられました。パリ帰りのカリスマ編集長を演じるために、気を付けたことは?
世界で活躍している方というのは信念を持っていたり、自分自身を強く持っているイメージがあったので、強さや真のある女性を意識して演じさせていただきました。
――また「無表情のバリエーションが素晴らしかった。無表情なのに、しっかりと喜怒哀楽を感じられた」という声もありました。
そんなにじっくりと見ていただけたんですね! そう言っていただけるなんて、役者冥利に尽きると言いますか。ちょっとしたニュアンスにも気を付けていたので、ちゃんと見ていただけていたことが実感できて、すごくうれしいです。無表情でも声のトーンや目配せの仕方一つで全然印象が変わると思うので、微妙なニュアンスを大切に演じました。