“ドS鬼編集長”に「ありがとうございますという感じでした(笑)」
――序盤では硬いイメージだった麗子が、「宇賀神(ユースケ・サンタマリア)の前で動揺したり、恋愛に慣れていない姿も良かった」とギャップ萌えした方も多数いました。
物語の恋愛パートに参加させていただくことはあまりなかったので、すごく新鮮でした。ただ、最初は自分で考えるお芝居と監督がイメージするお芝居にもギャップがあったんです。
例えば、初めて宇賀神さんに会った時にすごくドギマギしていましたが、私はもっと気持ちを隠してドギマギしているイメージだったんです。クールな編集長なので、クールながらも内心ドキドキしている。分かる人には分かるかな？ぐらいの感情の出し方かなと思っていたら、監督から「誰もが『えぇ、麗子さん!?』とツッコみたくなるぐらいの感じにしてください」と言われたので驚きました。
この作品は皆さんと意見交換しながらキャラクターを作っていくことができて、そこもすごく楽しかったので、自分が楽しんでいることもご覧になる皆さんに伝わったのではないかな？と思います。
――麗子の人間性が見えてくることで、奈未とのやりとりもより楽しく見えました。
麗子は「MIYAVI」のことを思って、ただただ一生懸命仕事をしていて、それ故に厳しさがある女性で、私自身はとても人間らしい人という印象を受けていました。ただ冷徹なだけでなく、アツい思いを持っているとか、そういう人間味を出すことができたこともうれしかったです。
――では、ドS鬼編集長というキャッチフレーズは、あまり気にせず？
はい。むしろありがとうございますという感じでした(笑)。そういう大役を私にくださるということはこれまでの作品をご覧になって任せてくれたということだと思いますし、ジャンルとしてはドSの強い女性ですが、細かい部分を見てみると大人の恋愛を演じるなど、新しいチャレンジもさせていただけましたので。
