吉田羊コメント
台本を読んで、ファンタジックな世界でありながらも、生身の人間が演じることで説得力があり、ファンタジーとリアルの境界線が曖昧になっていくような、とても不思議な物語だなと思いました。
私が演じる千嘉さんは、彼女自身何やら訳ありの人生を送ってこられた方なので、その歪みと向き合いながら、圭介さんを始めとした周りの人々と関わっていく中で変化していく千嘉さんを見せられたらいいなと思っています。
不思議な設定のドラマではありますが、そこに描かれているのは、私たちの周りに溢れているエピソードばかりです。家族を亡くされた方、家族との向き合い方に悩んでいる方、仕事に悩む方、そして人付き合いに悩む方などなど、それぞれの“立ち止まり”に寄り添い、背中を押してくれるじんわりとあたたかいドラマです。ぜひご覧ください。
プロデューサー・中井芳彦氏コメント
もしも自分の娘が、知らない誰かの生まれ変わりだと知ったら、一体どんな言葉をかけられるのか。そしてその娘が、前の家族たちと、自分に隠れて会っていることを知ったら、一体どんな感情が生まれるのか。
想像ができないこの状況に向き合う母親役は吉田羊さんしか考えられませんでした。家族の愛を信じられなくなり、自分自身をも信じられなくなって悩む一人の女性を、演じていただくことがとても楽しみです。