「“最愛”以外に思い付かなかったんです」
――新井さんの現場は“チーム感が強い”とうかがったことがあるのですが、実際いかがでしょうか?
「最愛」はサスペンスとは思えない明るい現場ですから(笑)。すごくシリアスなシーンを撮っているのに、NGが出ると「やってまったー!」とキャストが言っているし、役者さんの切り替えスイッチどうなっているんだろうと思います(笑)。
――新井さんや塚原さんが意識してそういった現場作りをされているんでしょうか?
いえ、全員です。チーム全員が明るいんです。まあ、私と塚原監督がノリツッコミし合っているっていうのはあるんですけど(笑)。
あとは吉高さんの存在ですね、現場の様子を見せたいくらいです(笑)。ぜひ吉高さんのスイッチが入る瞬間を見ていただきたいです。吉高さんが現場を明るくしてくれて、それが現場を良い空気感に導いてくれています。
――「最愛」というタイトルはどのタイミングで決定したのでしょうか?
企画書の段階では違うタイトルだったんです。でも、脚本家さんといろいろ話しているうちに“(元のタイトルが)違うな”と思い始めて。「最愛」の登場人物って、いろいろな行動を取るじゃないですか。“なんでそんなことをするのかな?”と考えた時にみんなが愛する人のために動いているのかなと思って、「最愛」というタイトルがぴったりだなと。
「ハッシュタグが引っ掛からないかもしれない」と判明したときは少し悩んだんですけど、もう「最愛」以外に思い付かなかったんです。今「#最愛ドラマ」のハッシュタグをトレンドに上げるのに苦労しているんですが、「最愛」は登場人物全員に当てはまるタイトルだなと思っています。
――物語の終わり方は企画の段階から決めていたんですか?
企画書の段階では“犯人はこの人でした!”だけで詳細は書いていませんでした。9話くらいから、犯人は決まっているもののどう見せるかという部分が難しかったです。なんか、何を言ってもネタバレな気がして…(笑)。
――いよいよ最終回ですが心境はいかがですか?
やっと最終回まできたっていう感じです。もう2年くらい「最愛」やっているんです(笑)。でも、最終回を放送した後にみんなからどういう反応が来るかなと思っています。ある意味“挑戦した最終回”になっています。
視聴者の皆さんには、最終回のその先を想像していただきたいと思っています。ぜひ、ご覧ください。
■「最愛」公式Instagram:saiai_tbs
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