過剰な暴力の描写が印象に残りやすいが、家族思いなところだったり、子どもを大切にしていたり、そういう一面が垣間見えることで、大悟は恐ろしい面がありながらも憎めない存在になっている。理由も分からず暴力を振るうサイコパス的な人物ではなく、ある意味、人間味のある人物をリアルに感じさせてくれるのは、柳楽だからこそできる巧みなワザなのではないだろうか。
2月1日(水)にディズニープラス「スター」で配信される第7話が最終話となるが、大悟の“狂気”と“優しさ”のどちらも感じられる展開になりそうだ。最終話を見終えた時の大悟の印象がどんなふうに変わるのか、物語の結末と同様に楽しみにして待ちたい。
◆文=田中隆信
下に続きます
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています