“批判の的”になっても…自分のスタイルを貫いて発信し続ける理由
――批判といえば、太田さんご自身も、テレビの発言が批判の的となってしまうこともあります。そういったことがありつつも、自分のスタイルを貫いて発信し続ける理由は何なのでしょうか。
結局、「ネットの声」というのは、別に声じゃないんだよね。人の意見でも何でもなくて、単なる雑音でしかない。だから、それを気にして自分が変わる必要はないと思うんですよね。
――太田さんは世論とは逆の主張をすることも少なくないですが、世間からの批判を恐れず発信することは勇気がいるようにも感じます。
勇気というか、そもそも叩かれると思って言ってないんですよ(笑)。叩かれてはじめて「ああそうか。世間は違う考え方なんだ」と気付くことが多いんです。だからよっぽど世間と合ってないんだと気づくんだけど。
自分の中では常に“順張り”「世間とずれていたとしても、思ったことしか言えない」
――なるほど。
よく “逆張り”って言われるんだけど、そんなつもりはさらさらなくて。自分の中では常に“順張り”なんですよ。お前らが逆なんだ、と(笑)。きっと俺は、世間一般の意見がわかんないんだろうね。だからいつも外しまくってるという。そういうことは本当に多い。お笑いでも「絶対にウケるだろう」と思ってやったのに、客がドン引きしちゃうなんてことはもうしょちゅうで、日常茶飯事だからね(苦笑)。
――そうなんですね(笑)。
でも、たとえ自分の考えが世間とずれていたとしても、思ったことしか言えないんですよ。テレビで思っていないことを口にするのは、自分で自分が嫌になっちゃうだろうし、難しいなと思います。